みなさんは普段日程調整にどの程度時間を掛けていますか?
日程調整ツールの導入を検討しているが、どのツールを使ったらいいのか悩んでいませんか?
近年はハイブリッドワークの定着や働き方改革の継続により、日程調整ツールが恒常的な業務効率化インフラとして定着しつつあります。一方で、「上司や同僚の都合確認に時間がかかる」ことを不満に感じる人が全体の4割強にのぼるとの調査結果もあり、依然として日程調整に課題を抱えているケースは少なくありません。
国内外でさまざまな日程調整ツールがサービスとして提供されており、最近ではAIを活用した自動化機能や、AIがカレンダーを見張って自動リスケジュールを行うような高度なツールも続々と登場しています。
日程調整ツールによって特徴や強み、使いやすさなどが異なるため、最新の動向を踏まえてしっかり比較検討したうえで選ぶことが大事です。
この記事では、国内最大級の日程調整ツールである「調整さん」を活用して、あなたの仕事の生産性を高める方法を紹介します。初めての方もこの記事を読めば「調整さん」の最新機能を理解できますよ。
また、本記事では、無料で使える人気の日程調整ツールである「調整さん」「LINEスケジュール」「トントン」「伝助」「Jicoo」を比較検討していきます。
日程調整に時間をかけすぎて、思ったように仕事を進められないと悩んでいる方や、使いやすい日程調整ツールを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
日程調整は社内や社外との予定を調整して打ち合わせやミーティングなどを実施することを目的にしています。
打ち合わせに必要な日時を洗い出して調整相手に送ることにより都合の良い日時を探していく必要があります。
単純な作業ではありますが、同時に複数の相手と調整する場合にダブルブッキングや予定の登録を忘れてしまうことなどがあるため、手作業ではミスや大きな手間が発生してしまいます。海外ではすでに、自身のカレンダーと連携した「空き時間リンク」を送って相手に選んでもらうスタイルが一般的なビジネスマナーとして定着しており、日本でもこうしたツールの活用が当たり前になりつつあります。
近年、グローバルではAIスケジューリングの活用が急速に進み、週15時間前後費やしていたスケジュール管理や会議の準備・フォローアップ業務が5時間未満にまで削減されたという報告もあります。また、Microsoft 365 Copilotなどを通じて、優先度の高い予定が入った際にAIが自動で別の予定をリスケジュールしてくれるといったプラットフォームレベルでの進化も起きており、日程調整にかかる手間は劇的に減少しています。

「調整さん」とは、2006年にリクルートがサービスを開始(2018年にミクステンド株式会社へ事業譲渡)した、歴史ある日程調整ツールです。
数ある調整ツールの中でも、ログイン無し、かつ無料で利用できるのが大きな特徴です。
操作も非常にシンプルなので、だれでも気軽に使用できます。基本的にブラウザでの操作で、パソコン、スマートフォン、タブレット等、デバイスを選ばず使用できるのが非常に便利な点です。
近年ではユーザー数・機能ともに大きく拡充しており、2024年時点で月間利用者数が800万人を超え、現在も拡大を続ける日本最大級の日程調整サービスへと成長しています。2016年に導入された会員登録機能のユーザー数も100万人を突破し、2023年10月に開始した公式スマートフォンアプリも、端末間でイベント管理ができるなど利便性が高いと好評です。
つぎに、「調整さん」を活用することで、生産性を高められる理由を3つ紹介します。
まず、なんといっても、日程調整というルーティン業務に掛ける時間が圧倒的に減ります。
メールだけで日程調整をしている場合は、複数人に候補日のメールを送り、その返信をまとめて、最適な候補日を自分で考えないといけません。
「調整さん」はブラウザ上のカレンダーから候補日を選択して、URLを関係者に送付するだけで、最適な候補日を自動的に表に落とし込んでくれます。さらに最新機能として、イベントの趣旨や日時をメモ欄に入力するとAIが案内文を自動生成してくれる機能も追加されており、文章作成の手間まで削減できるようになっています。
毎回、自分でスケジューリング情報をまとめていると、人間だれにでも必ずミスは付き物ですので、間違った日程を選択してしまう可能性があります。
「調整さん」を使えば、出席者が一番多い最適な候補日を色付きで教えてくれるため、ミスの確率を大幅に減らせます。さらに、「回答期限の設定・日程確定機能」や、参加者本人のみ自分の回答を編集可能にする「回答保護機能」も実装されており、締切後のスムーズな確定や、第三者のイタズラ編集によるトラブルを未然に防ぐことができます。
「調整さん」は会員登録やログインなどが不要で、だれでも気軽に使えるので、初めての方に対して日程調整をする場合でも、使用上のハードルが非常に低いです。
海外の老舗日程調整ツール(Doodleなど)では、近年スパム対策や収益化等のためにアカウント登録が必須化されるなど「気軽に使いづらい」仕様変更が相次いでいます。その点、シンプルなシステムで構成され、参加者にログインを強要しない「調整さん」は、ビジネスからプライベートまで安心して無料で使い続けられる大きなメリットを持っています。
つぎに「調整さん」の具体的な使い方について説明します。
具体的には、以下の4ステップです。
1つずつ解説していきます。
まず「調整さん」にアクセスすると、下図の画面が出てきます。

つぎにイベント名と、メモを入力します。文章に悩む場合は、AIによるイベントメモ作成機能を活用すると便利です。
そして、カレンダー上で希望の日付をクリックすると、自動的にカレンダー左側の入力欄に日時が記載されます。回答の締め切り日時も設定できるので、必ず設定しておきましょう。
以前は日付をクリックした際に〇月〇日「19:00~」とデフォルトの時間が19時固定となっており、都度書き直す手間がありましたが、現在は日程候補のデフォルト時刻を任意で変更できる機能が追加されたため、日中の会議なども格段にスムーズに設定できるようになりました。
希望の日程を全て入力したら、「出欠表をつくる」をクリックします。
出欠表が出来たら、以下の画面に移るので、URLをコピーして、メールまたはチャットで関係者に共有します。

URLをクリックすると、下図のようなページに飛びます。

ここで、先ほど入力したイベント名、メモの内容を確認できます。
つぎに、「出欠を入力する」をクリックします。
すると、下図のページに飛ぶので、名前と自分の予定を入力します。

出席可能なら〇、出席不可なら×、未定なら△を選択しましょう。幹事が「回答保護機能」をオンにしている場合、入力した本人のみが後から編集できるようになります。
任意でコメントを残すこともでき、何か特記事項等があれば入力してください。
全て記入が完了したら、「入力する」をクリックします。
関係者の記入が全て完了したら、再度URLに飛び、日にち候補を確認します。
下図のように、最も出席者が多い日時を色付きで示してくれるので、スケジューリングミスを減らすことができます。

右上のダウンロードボタンをクリックすれば、CSVファイル形式でダウンロードすることも可能です。また、事前に設定した回答期限を過ぎると自動で締め切られ、システム上でスムーズに日程を確定させることができます。
うっかりイベント名や詳細内容、候補日程を間違えてしまった場合でも、修正可能です。
もう一度URLに飛んで、下図の「イベント編集」をクリックします。

すると、以下の画面となるので、間違えた箇所を修正しましょう。
日程を追加する場合も、設定したデフォルト時刻に合わせて自動入力されるためスムーズに登録できます。

本章では、人気ツールである「調整さん」「LINEスケジュール」「トントン」「伝助」「Jicoo」それぞれについて特徴を紹介していきます。

調整さんは、月間800万人ものユーザーが利用する国内最大級の日程調整ツールで、以下のような特徴があります。
URLをメンバーに送るだけで日程調整が簡単にできるツールです。2024年にはビジネス利用のニーズに応え、ポップなデザインや広告を排除し社内ポリシーに応じたパスワード設定等のセキュリティ強化に対応した有料版「調整さんビジネス」も登場しました。

LINEスケジュールは、チャットツールで有名なLINEが運営するツールで、以下のような特徴があります。
LINE内でイベントを作成・回答・確認ができ、普段LINEを使っている人にとっては非常に手軽です。ただし、約1ヶ月更新がないと予定が消えてしまう仕様や、後からグループに参加したメンバーには過去のスケジュールが見えないため都度イベントリンクの再共有が必要になる点には注意が必要です。
LINEスケジュールを紹介した記事:
ビジネスでも使える!LINEスケジュールの特徴や日程調整の方法を徹底解説

トントンは、「打合せや飲み会の予定がトントン拍子に決まる」をモットーに手軽に日程調整が可能なツールで、以下のような特徴があります。
主催者側がイベントを作成し、URLを送られた参加者が候補日を選択するだけのシンプルなツールです。リマインド等の自動化機能はないため、参加者へのフォローは手動で行う必要があります。
トントンを紹介した記事
トントンはどんな日程調整ツール?特長や口コミを徹底解説

伝助は、15年以上にわたり運営されている老舗かつ信頼性の高い日程調整サービスで、以下のような特徴があります。
会員登録の必要がないにもかかわらず、誰かが回答した際に通知を受け取れるなど、シンプルながらかゆいところに手が届く便利機能が充実しています。ただし、伝助のリンクをLINEで共有する場合、LINE内ブラウザで安全でないサイトとみなされブロックされるケースがあるため、その際はリンクをコピーして他のブラウザで開くよう周知するとよいでしょう。
伝助を紹介した記事
「伝助」でスケジュール調整をはじめよう!日程調整での使い方を徹底解説

Jicooは、GoogleカレンダーやZoom等の外部ツールと直接連携し、日程調整から会議予約までを完全自動化する高機能な日程調整サービスです。
海外ではAIを活用した「ミーティング・ライフサイクル・プラットフォーム」への進化がトレンドとなっており、Jicooもこうしたグローバル動向と同様に、ビジネスシーンでの煩雑な調整作業の自動化から会議後のAIによる議事録・データ化までを一気通貫で最適化することに長けています。
本章では、「調整さん」「LINEスケジュール」「トントン」「伝助」「Jicoo」を比較検討していきます。
それぞれのツールの違いがわかりますので、ツール選びに役立ててください。
「調整さん」「トントン」「伝助」はログインやアカウント登録が不要で、送られたURLを開くだけですぐに出欠を入力できます。国際的には主要ツールのエンタープライズ化が進み、無料プランの制限やアカウント登録の必須化が顕著になっている中、誰でも使えるこれらのツールの手軽さは大きなアドバンテージです。
一方、「LINEスケジュール」はLINEアカウント、「Jicoo」はサービスアカウントが必要です。しかし、すでに社内や取引先でツールを導入している者同士であれば「LINEスケジュール」や「Jicoo」の方がよりシームレスに連携でき、圧倒的に使いやすいと言えます。
「調整さん」「トントン」「伝助」は、主催者が複数の日時(時間帯含む)を提示し、それに参加者が〇×で答える「候補日投票型」です。「LINEスケジュール」は時間の細かい指定ができず、日程だけを決める簡易的なものです。
対して「Jicoo」は、自らのカレンダーの空き時間を相手に提示し、相手に都合の良い枠を選んで直接予約してもらう「自動予約受付型」にも対応しており、営業のアポイントメントや面接調整において非常に強力です。海外ではすでにこの「空き時間リンク」の共有が一般的なビジネスマナーとして定着しています。
LINEスケジュールは、LINEのグループ上で手軽に共有できるのが最大のメリットですが、一定期間でのデータ消失に注意が必要です。
伝助とトントンは、日程調整時にパスワード設定が可能であり、関係者以外への情報漏洩を防げます。
調整さんでは、出欠表のCSVダウンロード機能や回答保護機能、AIによるメモ作成など、幹事の負担を減らす独自機能が豊富に備わっています。
Jicooでは、イベント予約完了と同時にWeb会議URLがランダムIDで自動発行され、リマインドメールも自動送信されるほか、条件に応じた担当者の自動ルーティングやAI分析まで対応しており、他ツール群と一線を画す高度な自動化を実現しています。

本章では、日程調整ツール別に利用するのにおすすめな人を紹介していきます。
自分に合った日程調整ツールを探してみてください。
調整さんは、アカウント登録不要で利用できるため、ITリテラシーに関わらず誰でも迷わず使えます。
日程調整はURLを送るだけというシンプルな操作性でありながら、AI機能や締切設定などの便利機能も充実しています。パソコン・スマホの操作が苦手なメンバーがいる中でも導入しやすいツールといえます。公式なビジネス利用をお考えの場合は、広告非表示で高セキュリティな「調整さんビジネス」の導入もおすすめです。
すでにLINEを使っている者同士で日程調整をする予定の場合は、LINE内で日程調整が完結するLINEスケジュールがおすすめです。
別途アプリをダウンロードする必要がないので、ツールを導入する手間をかけることなく日程調整を始めることができるでしょう。カジュアルな飲み会やサークル活動に最適です。
トントンは、会員登録不要で、専用アプリをインストールする手間がかかりません。
日程調整時に細かく時間も選択でき、主催者パスワードも設定できるなど、必要十分な機能を備えています。
とにかくシンプルな操作性で、サクッと候補日を決めたい人におすすめです。
伝助は、ログイン不要で始めることができて、使い方も簡単です。加えて、以下のような機能があります。
・メールでの更新通知
・イベント更新時のプッシュ通知
・出欠表の行と列を入れ替える
・パスワードによる保護
無料で使えるツールの中で、プッシュ通知などの便利な機能を利用して日程調整作業をよりスムーズに進めたい方におすすめです。
GoogleカレンダーやOutlookを利用している人や、Zoomなどのオンライン会議ツールを業務で頻繁に利用する人におすすめです。
外部ツールと連携することで、日程調整から会議URLの発行、リマインドまでを人の手を介さずに全自動化できます。営業商談、採用面接、カスタマーサポートなど、ビジネスシーンで徹底的に生産性を高めたい方に最適です。

本章では、日程調整ツール別に利用がおすすめできないケースを紹介していきます。
自分に合わないツールを選ばないよう参考としてください。
調整さん自体にはツール上大きなデメリットはありません。しかし、候補日の洗い出しや予定の確定などは手作業で行う必要があります。(なお、カレンダー同期機能を提供していた「調整さんカレンダー」は2024年に終了しています。)
そのため、自身のカレンダーとリアルタイム同期し、空き時間からの候補日自動抽出や予定の自動登録といった完全な自動化を求める場合には、同運営会社の「TimeRex」や、「Jicoo」のようなカレンダー連携型ツールを検討したほうがよいでしょう。
LINEスケジュールは、LINEでやり取りするという性質上、どちらかというと親しい友人・知り合い同士向けのツールです。LINEを使ってない人と日程調整する場合、LINEでメンバーの追加などが必要となり、手間がかかります。
また、一定期間更新がないとスケジュールが消えてしまうため、長期間先の日程調整や、ビジネス用として使用したい場合にはおすすめできません。
トントンには大きな欠点はなく、日程調整ツールとしては使いやすいです。
ただ、リマインド機能や外部ツール連携は搭載されていないため、参加者へのフォローアップを自動化したいなど、より充実した機能が欲しい場合は、別のツールも検討してみることをおすすめします。
伝助は機能が豊富で、日程調整作業を便利におこなえます。
しかし、逆にその分設定するべき項目が多くなりがちで、使う人によっては画面が少し複雑に感じるかもしれません。
よりシンプルな画面で直感的に作業を完結したい場合は他のツールを検討しましょう。
Jicooは高機能な反面、他のツールと比べると設定できる項目や機能が多岐にわたります。
プライベートからビジネスまで幅広く利用でき、AI活用による大幅な工数削減が期待できますが、「カレンダー連携などの初期設定すら煩わしい」「単に数人の候補日を多数決で決めたいだけ」という場合にはオーバースペックに感じるかもしれません。用途に合わせてシンプルなツールと使い分けるのが良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は「調整さん」の具体的な使い方と、最新の人気ツールの比較を解説しました。
「調整さん」などのツールを用いることで、日程調整に掛ける時間を大幅に短縮し、本来注力すべき業務に時間を使うことができます。グローバルな事例では、AIスケジューリング機能の導入により、これまで週に15時間かかっていたスケジュール管理や会議準備の業務が5時間未満にまで削減されたケースも報告されています。
海外ではAIによる日程提案や自動リスケジュール、ミーティング全体の自動化が標準になりつつあるなど、ビジネスシーンのスケジューリングは日々進化しています。それぞれのツールや最新機能をうまく活用し、自分の目的やチームの規模にあった仕組みを取り入れることで、仕事の生産性を大きく高めていきましょう。
セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている日程調整ツールの導入がおすすめです。


