チームを円滑に運営するためには、必要なコミュニケーションは残し、必要のないコミュニケーションをカットする必要があります。
コミュニケーションの最適化手段として、チャットツールや社内ポータルサイトを導入するほかに、「予定を共有」することも効果的な手段の1つです。
特に、日本国内の企業では「スケジューラーはGaroonなどのグループウェア、Web会議はTeams/Outlook」といった二重管理が課題になりがちですが、2026年5月に正式リリース予定のサイボウズ「連携コネクタ」を活用すれば、ノーコードでGaroonとOutlook予定表の双方向同期が可能になります。こうした外部連携を含め、予定表を正しく一元管理することは業務効率化の鍵となります。
また、2026年7月からのMicrosoft 365の価格改定に向けて、Copilot(生成AI)連携など新機能をフル活用してツールの投資対効果(ROI)を高めることも重要です。
この記事では、Outlookを使った予定の共有・調整方法を3つ紹介します。

パソコンにインストールされている「従来のデスクトップ版(Classic Outlook)」や、ブラウザで使う「Web版」および最新の「新しいOutlook(New Outlook for Windows)」それぞれでの設定方法を解説します。

Outlook予定表の共有機能を使うと、自分のカレンダーにメンバーの予定表を表示できます。
この共有した予定表をグループ化して、まとめて表示・非表示を切り替えできるようにするのが「予定表グループ」です。
予定表グループのメリット
おススメの使い方
先にグループに入れるメンバーに予定表の共有を依頼しましょう。
予定表が共有できたら、「予定表グループ」を作成します。

[個人用の予定]の上で右クリックします。
[新しい予定表グループ]をクリックしてください。

予定表グループ名を入力して、[Enterキー]を押します。

次に、グループにメンバーを入れましょう。
メンバーのカレンダー名をクリックした状態でグループ名の上まで持っていき、グループ名の上でクリックを離します(ドラッグ&ドロップします)。
グループ名の直下にメンバーの名前が入りました。
他のメンバーも同じようにします。

予定表をメンバーごとに分けて表示するには、メンバー名の左側にある[→]をクリックすると表示を変更できます。
1つにまとめて表示したい場合は、[←]をクリックしましょう。
追加メンバーに予定を共有してもらいます。

共有依頼メールが届いたら、[承諾]をして自分の予定表に表示させましょう。

個人用の予定表に表示されたメンバー名をクリックした状態でグループ名の上まで持っていき、グループ名の上でクリックを離します(ドラッグ&ドロップします)。

メンバーの予定表を削除する場合は、削除するメンバー名を右クリックします。
[予定表の削除]をクリックしてください。

Web版や新しいOutlookも操作はほぼ同じです。
[個人の予定表]の上にマウスポインタを置きます。
[…]が表示されますので、クリックしましょう。
[新しい予定グループ]をクリックします。

予定表グループ名を入力して、[Enterキー]で確定します。

メンバーをグループに追加するには、メンバー名をドラッグ&ドロップして予定表グループ名に入れましょう。

従来のデスクトップ版Outlookの予定表には、「日・週・月」以外に「グループスケジュール」という表示方法があります。
グループスケジュール表示をすると、予定表を縦に並べてスケジュールの比較をすることができます。
予定を横並びにするメリット
おススメの使い方

表示したい予定表にチェックを入れます。グループスケジュール表示してからでも変更できます。
次に、リボンメニューから[グループスケジュール]をクリックします。

表示が切り替わりました。

カレンダーの[>]をクリックすると次月を表示します。
別の週を表示するには、カレンダーの日付をクリックします。

グループスケジュールは1週間分の予定を表示します。
右にスクロールすると先の予定が確認できます。
次の日の予定を確認する場合は、カレンダー左上にある[>]をクリックしましょう。
グループスケジュール表示では、稼働時間外を表示しません。
稼働時間はオプションで変更できます。

[ファイル]を開きます。

[オプション]をクリックします。

[予定表]をクリックしましょう。
稼働時間の項目を変更し、[OK]をクリックします。

予定表のチェックをオフにすると、非表示になります。
表示追加する場合は、チェックをオンにしましょう。

会議を入れたい日時をクリックして青くします。
[Shiftキー]を押しながらクリックすると、複数選択できます。

[新しい会議]をクリックし、[全員と会議]をクリックします。

メール作成画面が起動します。
次の項目が自動でセットされます。
タイトル、参加者などを追加編集して、送信します。
【最新のAI活用:Copilot連携】
Microsoft 365 Copilotライセンスがある場合、会議作成画面でタイトルを入力すると、Copilotが関連ファイルやメールスレッドを分析し、アジェンダ(議題)の下書きを自動生成する機能が利用可能です。単に空き時間を押さえるだけでなく、会議の目的を明確化した状態でメンバーを招待できます。

カレンダーに予定が追加されました。
従来の「グループスケジュール」という名称の機能は、Web版および新しいOutlook(New Outlook)にはありません。
しかし、代わりに予定表の「分割ビュー(Split View)」や、会議作成画面の「スケジュールアシスタント(Scheduling Assistant)」機能を使用することで、同様にメンバーの予定を横並びで確認・調整することが可能です。
特にスケジュールアシスタント画面では、参加者全員の空き時間を統合して表示するバー(Combined Availability Bar)が備わっており、画面内に「送信(Send)」ボタンも配置されているため、画面を移動することなくスムーズに会議設定が完了します。今後のアプリ移行に備え、これらの機能を活用する習慣をつけることをお勧めします。

1つの予定表を複数のメンバーで編集・閲覧する方法を紹介します。
共有予定表のメリット
おススメの使い方

[予定表の追加]を開き、[新しい空白の予定表を作成]をクリックします。

[名前]に予定表の名前を入力します。
次に、[フォルダーを作成する場所]で[予定表]をクリックして[OK]します。

先ほど作成した予定表の名前を右クリックしてください。
メニューの中から[共有アクセス許可]をクリックします。

プロパティのアクセス権タブが開きました。
[追加]をクリックします。
メンバーの連絡先をダブルクリックすると追加できます。
続けて他のメンバーをダブルクリックして追加していきましょう。
グループ連絡先は選択できません。
登録できたら、[OK]をクリックします。

アクセス許可レベルを変更しましょう。
共同編集者にしたいメンバーをクリックして選択します。
アクセス権の[編集可能]にチェックを入れます。
すべて変更が完了したら、[OK]をクリックして閉じます。
インターネットブラウザ(Edge、Chromeなど)でOutlookを開きます。

[予定表を追加]をクリックします。

[空白の予定表を作成する]をクリックします。
すべて入力できたら、[保存]をクリックします。

先ほど作成した予定表名にマウスを乗せ、[…]マークが表示されたらクリックします。
[共有とアクセス許可]をクリックしてください。

共有メンバーを登録しましょう。
検索枠にメンバーの名前やメールアドレスの一部を入力します。
表示された共有メンバーをクリックして選択します。

アクセス許可レベルを選択したら、[共有]をクリックします。

共有ができました。
続けて他のメンバーも先ほどと同じように追加していきます。
設定が完了したら、右上の[×]マークをクリックして閉じましょう。
Outlookを使った予定表の共有方法を3つ紹介しました。
①メンバーの予定表をグループ化する方法
まとめて予定が確認できるので、問い合わせ対応をされている方、メンバーのスケジュールを把握しておく必要のあるマネージャーの方におすすめの方法です。
②メンバーの予定を横並びにして比較し、会議の招待メールを送る方法
チームメンバーの空き時間を探すのに最適な方法です。新しいOutlookやWeb版の「スケジュールアシスタント」や「分割ビュー」を使えば直感的に予定を調整でき、Copilotを活用すればアジェンダの自動生成も可能です。
③1つのカレンダーを共有する方法
複数のメンバーで編集、閲覧できるため、社内の共有カレンダーとして利用したり、現場などパソコンに入力する時間がない方の予定を事務メンバーが代理入力したりできます。
予定表を賢く共有・運用して、チームのコミュニケーションを最適化しましょう。
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