Google Meetは、Google カレンダーや Gmail と連携して利用できるビデオ会議ツールです。会議リンクや会議コードから参加できるほか、Google カレンダーで予定を作成して参加者を招待できます。
この記事では、Google Meet 会議への参加方法と招待方法を解説します。あわせて、参加承認、電話参加、会議室デバイス、録画・文字起こし・議事メモを利用する際の注意点も紹介します。機能の提供状況は2026年9月時点の Google の発表に基づいています。
Google Meet には、ブラウザ、Meet アプリ、Google カレンダー、招待メール、共有された会議リンク、電話(ダイヤルイン)、会議室デバイスから参加できます。すぐに入室できるかどうかは、主催者の会議設定、組織の管理ポリシー、参加者のアカウント状態によって異なります。
Google Workspace の新機能は、即時リリースと計画的リリースで提供時期が異なり、段階的に展開されます。Google Workspace の日本語版「最新情報」に掲載された日付は、主に計画的リリース枠の週を示すものです。国内のすべての組織で同じ日に利用できるとは限りません。この記事で紹介する新しい機能を使う前に、自社の管理者設定と実際の画面表示を確認してください。
会議リンクまたは会議コードが共有されている場合は、パソコンの対応ブラウザから参加できます。Google Meetを開き、「会議コードまたはリンクを入力」に情報を入力して「参加」を選択してください。
会議コードは通常、abc-defg-hijのような形式で、入力時はハイフンを省略できます。参加前の画面では、マイク・カメラのオン/オフ、背景、使用する Google アカウントを確認します。確認後、「今すぐ参加」または「参加をリクエスト」を選択します。
Web 版 Meet のホーム画面では、予定カードに会議室や所在地が表示されるようになりました。Google カレンダーの勤務場所(Working Location)を設定していれば、近くの会議室が優先して表示されます。出社して参加する会議や訪問先での会議では、リンクを探すだけでなく、この予定カードで場所も確認できます。提供時期は、即時リリースの組織が2026年9月14日から、計画的リリースの組織が9月28日からで、いずれも段階的に展開されます。まだ表示されない組織もあるため、招待状には引き続き開催場所を記載してください。
会議によっては、リンクを開いてもすぐには入室できません。主催者または共同主催者による参加承認が必要な場合があるためです。社外ゲストを招く会議では、次の3点を招待文に書いておくと、当日の問い合わせを減らせます。
Android または iPhone/iPad では、Google Meet アプリから会議に参加できます。アプリを開き、「検索またはコードを入力」を選択して会議コードを入力するか、カレンダー・メール・チャットに記載された会議リンクをタップします。参加前にマイク、カメラ、使用するアカウントを確認して参加操作を行います。主催者の設定によっては、参加リクエストの送信が必要です。
会議室でスマホやタブレットをコンパニオンモード(Companion mode)で使う場合は、超音波による近接検知で会議室へのチェックインが自動化されるようになりました。2026年9月9日の発表によると、Android は9月10日までに展開予定で、iOS は9月9日から段階的に展開されています。この自動チェックインは、スマホを会議室ハードウェアへ接続する機能(Connect room)とは別の機能です。
自動チェックインが働かないときは、次の順に確認してください。
多言語会議では、対象のプランと設定で Speech Translation(音声翻訳)を利用できる場合があります。モバイルでも使えますが、対応言語や利用条件に制約があり、翻訳には数秒の遅延が生じます。録画中やライブ配信中には利用できません。重要な商談や法務会議では翻訳だけに頼らず、用語集や要点メモを事前に共有しておくと安全です。
Google カレンダーに予定が登録されている場合は、対象の予定を開き、「Google Meet に参加する」を選択すると会議画面へ移動できます。スマホでは Google カレンダーアプリで予定を開き、「Google Meet で参加」をタップします。
カレンダーから参加する場合も、参加前にカメラ・マイクを確認し、必要に応じて参加リクエストを送信します。予定の参加者を正確に管理しておくと、入室管理だけでなく、会議後の記録の共有・確認にも役立ちます。
Google カレンダーから送られた招待メールや Gmail の予定通知では、「Google Meet に参加する」を選択して参加できます。招待メール上で「はい」「未定」「いいえ」を回答すると、主催者は出欠状況を確認できます。
リンクを開いた後は、カメラとマイクを設定して参加します。会議のアクセス設定によっては、主催者側の承認を待つことがあります。
メール本文、Google Chat、Slack、社内ポータルなどに記載されたリンクからも参加できます。Meet のリンクは通常、https://meet.google.com/会議コードの形式です。リンクを開き、参加前の画面で音声・映像を設定してから参加してください。
参加時に Google アカウントでのログインを求められることがあります。外部ユーザーや未ログインのゲストが参加できるかどうかは、主催組織の設定や会議のアクセス設定によって異なります。社外の参加者には、利用端末、ログインの要否、参加承認の可能性を事前に案内しましょう。
会議の招待状に電話番号と PIN が記載されている場合は、電話回線を使って音声のみで参加できることがあります。通信環境が不安定な場合や、映像での参加が不要な場合に便利です。
# を入力して会議へ参加します。ダイヤルインを利用できるかどうか、利用できる国・地域の電話番号、料金は、次の条件によって異なります。
番号が記載されている場合でも、通常の通話料や国際通話料が発生することがあります。
Google Meet ハードウェアを設置した会議室では、PC から会議室デバイスへ接続する Connect room を利用できる場合があります。接続すると、会議室のカメラ、マイク、スピーカーを使って会議に参加できます。接続方法は、近接検知で自動的に会議室を見つける方法と、会議室コードを手入力する方法の2つです。
会議室コードで接続する手順は次のとおりです。
この会議室コードは、会議リンクの末尾にある会議コード(abc-defg-hij形式)とは別のものです。社内手順書でも2つを混同しないよう区別して記載してください。複数の会議室が近くにある場所では、誤った部屋へ接続しないよう部屋名も確認しましょう。
録画、文字起こし、AI による議事メモが有効になっている会議に Connect room で参加すると、Google のヘルプでは、それらの機能への同意として扱われると説明されています。会議室から参加する社外会議では、招待の段階でこれらの機能の利用有無を伝えておくことが特に重要です。
Microsoft Teams を利用する取引先との会議では、端末の種類によって対応状況が異なります。2026年9月2日、Android(AOSP)ベースの Meet 会議室端末と Teams Rooms 端末が相互に会議へ参加できる機能が、早期プレビュー(Early Preview)として発表されました。既存の ChromeOS/Windows 向けの相互運用とは対象が異なり、Android の会議室端末であればどれでも Teams 会議に参加できるわけではありません。利用する前に、次の3点を確認してください。
会議室デバイスから参加する場合、Speech Translation の翻訳音声は聞けますが、自分の発話を翻訳する用途には対応していません。海外拠点との重要会議では、会議室から参加するか個人端末から参加するかを含めて、事前に動作を確認しましょう。会議室のタッチコントローラーの画面や操作は更新されることがあります。社内手順書は、特定の画面配置ではなく操作の目的を基準に整備すると管理しやすくなります。
設備を管理する担当者向けの補足です。Google は2026年9月1日、会議室ハードウェアの開発を Android(AOSP)中心へ移行する方針を発表しました。ただし、既存の ChromeOS 端末のサポートがすぐに終了するという発表ではありません。設備の更新計画を立てる際の参考として確認してください。
事前に参加者を招待する主な方法は、Google Meet、Gmail、Google カレンダーの3つです。用途に応じて、次のように使い分けます。
参加者が会議に入る経路は、カレンダー、招待メール、Meet ホーム、共有リンクなど複数あります。
Google Meetを開き、「新しい会議を作成」から「次回以降の会議を作成」を選択します。作成された会議リンクをコピーし、メールやチャットで参加者へ送ります。
リンクだけを送るのではなく、次の情報も記載すると、社外ゲストにも分かりやすい招待になります。
Gmail の Meet メニューから新しい会議を作成し、会議リンクを含むメールを送ることもできます。画面構成は利用環境によって異なります。Meet のメニューが表示されない場合は、Gmail の設定で Meet メニューの表示を確認してください。
Gmail で招待するメリットは、会議の目的、参加方法、参加承認、録画・文字起こしの案内などを本文に補足できることです。外部の参加者には、Google アカウントへのログインや参加承認が必要になる場合があることも伝えましょう。
Google カレンダーで開催日時を選び、予定を作成します。会議タイトル、開始・終了時刻、繰り返し設定、参加者を入力し、「Google Meet のビデオ会議を追加」を選択すると Meet リンクが作成されます。保存後、参加者へ招待メールを送信します。出社して参加する人がいる会議では、会議室や所在地も予定に登録しておきましょう。
タイトルは参加者に共有されます。社外の参加者がいる場合は、案件名や機密情報を必要以上に含めないよう注意してください。海外拠点との会議では、開始・終了時刻とタイムゾーンも必ず確認します。
定例会議は、繰り返し予定として作成すると管理しやすくなります。一方、単発会議の予定を複製して同じ Meet リンクを使い回す運用は避けましょう。
別の会議として開催する場合は、予定ごとに新しい Meet リンクを発行するのが安全です。社外の参加者を含む会議、採用面接、顧客との会議では特に注意が必要です。古いリンクを流用すると、誤った相手を招待したり、会議記録を誤って共有したりするおそれがあります。予定ごとに参加者と会議リンクを管理してください。外部のカレンダーから予定を作成する場合も、招待を送る前に Meet リンクを確認しましょう。
参加者を追加し、保存時に招待メールを送信します。Google カレンダーの予定作成時には、ビデオ通話オプションから会議のアクセス設定を確認できます。機密性の高い会議や社外の参加者が多い会議では、参加リクエストを誰が承認するかをあらかじめ決めておきましょう。
Gemini による議事メモ作成(Take notes for me)では、3人以上の会議に限って自動でメモを作成する設定が、2026年9月29日から適用され始める予定です。管理者設定の既定値は、プランによって次のように発表されています。
9月29日より前に、次の準備を進めておくと安心です。
録画や文字起こしを利用する場合も同様に、招待文に利用予定を記載し、社内外で必要な同意手続きを確認します。設定によっては、会議の開始時や機能の開始時に、参加者へ同意を求める画面が表示されます。機能の利用可否や自動開始の設定は、Google Workspace のエディション、追加契約、管理者設定によって異なります。
会議後のノート、録画、文字起こしなどの記録は、主催者の Google Drive にある「Google Meet」フォルダを基準に管理します。以前の「Meet Recordings」フォルダは「Legacy Meet Recordings」に名称が変わり、新しい「Google Meet」フォルダの配下へ移行しています。録画や議事録を扱う部署では、保存先、共有範囲、確認担当者を会議前に決めておくと運用ミスを防げます。
Microsoft 365 と Google Workspace を併用している企業では、招待の段階で次の3つを分けて明示すると混乱を防げます。
国内の例として、ソニーネットワークコミュニケーションズがあります。同社は Microsoft 365 を維持したまま Google Workspace を導入し、Meet の議事録作成を利用の入口の一つとして位置付けていると紹介されています(2026年7月の講演内容を、キーマンズネットが9月1日に再構成した記事より)。
海外の参加者との会議で音声翻訳を利用する場合は、対応言語と利用条件を事前に確認してください。録画中やライブ配信中は利用できず、会議室デバイスでは自分の発話が翻訳されません。重要な会議では事前のテストをおすすめします。
Meet の会議リンクや会議コードは、固定の連絡先のように扱うものではありません。カレンダーの予定、参加者、アクセス設定、会議後の記録と結び付いた会議情報として管理することが大切です。
同じ会議コードを複数のイベントで再利用すると、どの予定の会議なのかが分かりにくくなります。その結果、参加権限や会議記録の共有に混乱が生じるおそれがあります。会議コードの有効期限だけに注目するのではなく、会議ごとの予定、参加者、記録の保存先を正しく管理しましょう。
会議中に参加者を追加で招待する方法は2つあります。Meet の参加者メニューからメールアドレスを指定する方法と、会議リンクをコピーしてメールやチャットで送る方法です。
会議画面で参加者の一覧を開き、「ユーザーを追加」から名前またはメールアドレスを入力して招待します。相手には Google Meet から参加用の案内メールが届きます。
会議中に招待した参加者も、会議のアクセス設定によっては参加承認の対象になります。ホストまたは共同主催者は、参加リクエストを確認する担当者を決めておきましょう。
会議画面の「ミーティングの詳細」から参加情報をコピーし、メールやチャットに貼り付けて送信します。急な招待に便利ですが、会議リンクを誤った相手や公開チャネルに送らないよう注意してください。
録画、文字起こし、AI による議事メモを利用中の会議に途中から参加者を招く場合は、それらの機能を利用していることを伝えます。同意画面が表示される可能性があることもあわせて案内しましょう。
Google Meet を円滑に運用するには、参加方法だけでなく、招待の時点で次の4点を整理しておくことが重要です。
まずは、2026年9月29日より前に自社の Take notes for me の設定を確認しましょう。そのうえで、社外会議の招待テンプレートに次の項目を加えることをおすすめします。