• 法人お問い合わせ

埋め込み予約ページをGA4で計測する方法|UTM引き継ぎ・予約完了イベント・GTMの設計

2026年8月27日(木)
Jicoo(ジクー)
目次
  • 1. 導入
    • 2. 連携前の確認事項
      • 3. 設定手順(PC)
        • 4. Jicoo(ジクー)について

        導入

        予約ページを自社サイトに埋め込むと、ページ離脱を抑えながら商談予約へつなげられます。一方で、広告別の予約数や予約完了率をGA4で追おうとした途端、「予約フォームは表示されたのにCVが出ない」「GTMのクリックイベントだけが増える」といった問題が起きがちです。

        この記事を読むと、埋め込み予約ページにおいて、次の状態を設計できます。

        • utm_source などの流入情報を予約導線へ引き継ぐ
        • 親ページで取れる行動と、予約完了として扱える行動を分ける
        • GTMとGA4で予約完了イベントを設計する
        • リダイレクト、Webhook、CRMを使って予約データを照合する
        • テスト予約で広告CVの過大・過少計測を防ぐ

        Jicooの公式ヘルプでは、埋め込み予約ページはGoogle Analyticsの計測対象外と案内されています。そのため、通常の予約ページにGA4測定IDを設定する方法を、そのまま埋め込みへ適用しても期待した結果にはなりません。

        手作業では、広告媒体の管理画面、GA4、予約一覧、CRMを開き、予約者ごとに流入元を突き合わせることになります。月末に数字が合わず、マーケターと営業が確認を繰り返す状況は、現場は悲鳴を上げているはずです。

        埋め込み予約の計測では、「予約フォームを見た」「予約が確定した」を分け、確定シグナルをCRMまでつなぐことが重要です。広告最適化だけでなく、営業チームが安心して商談準備に集中できる状態をつくる、という体験こそが価値です。

        本記事の仕様確認日:2026年8月27日
        JicooのWebhookや予約完了通知イベントAPIの公開可否は、利用プラン・最新の公式仕様を要確認です。

        連携前の確認事項

        埋め込み予約のGA4計測は、タグを追加する前に「どこで何が起きるか」を整理すると失敗を減らせます。

        まず、次の4つの画面を図にしてください。

        1. 広告またはメールの遷移先LP
        2. 予約ページを埋め込んだ親ページ
        3. iframe内の予約フォーム
        4. 予約完了後のサンクスページ、CRM、予約管理画面

        ここで最も重要なのは、予約フォームが親ページと同じドメインで動いているとは限らない点です。iframe内の予約フォームは、予約ツール側の別ドメインで表示されることが一般的です。

        親ページに設置したGTMは、通常、iframe内の入力・日時選択・予約確定ボタンを自由に取得できません。ブラウザのセキュリティ制約により、異なるオリジンのiframe内部を親ページのJavaScriptやGTMから読むことはできないためです。

        先に決めるべきイベント定義

        計測設計で混同しやすいイベントを、次のように分けます。

        イベント名の例 発火条件 用途 予約完了CVにしてよいか
        booking_embed_view 埋め込み枠が表示された 導線到達率の確認 不可
        booking_embed_visible iframeが一定割合表示された ファーストビュー・導線配置の評価 不可
        booking_cta_click 「日程を選ぶ」など親ページ上のCTAをクリックした 予約意向の把握 不可
        booking_started 予約ツールが開始イベントを親ページへ通知した フォーム開始率の確認 条件付き
        booking_completed 予約完了後のサンクスページ表示、または確定通知を受信した 予約完了数の把握
        booking_cancelled キャンセル確定を受信した 実質商談数の補正 不可

        親ページのクリックやiframeの表示だけで予約完了を推定すると、広告CVは多く見えます。実務的には、広告レポートのCVとCRM上の確定予約が乖離し、運用判断を誤る原因になります。

        必要な権限と設定

        準備段階で、次の権限を確認します。

        • GA4プロパティの編集者以上の権限
        • Google Tag Managerコンテナの公開権限
        • 予約ツールの埋め込み設定・リダイレクト設定を変更できる権限
        • 自社サイトまたはCMSの編集権限
        • CRMの項目追加・ワークフロー設定権限
        • 必要に応じて、広告媒体のコンバージョン設定権限
        • サーバー側計測を行う場合は、Webhook受信先やAPI実装を管理できる開発体制

        Jicooでは、日程調整の自動化、カレンダー連携、ルーティングフォーム、担当者自動割当などを組み合わせた運用ができます。予約データを営業プロセスに接続する前提を整理したい場合は、予約に関する活用記事も参照してください。

        個人情報をGA4へ送らない

        GA4には、氏名、メールアドレス、電話番号、会社名、自由記述欄などの個人情報を送信しないでください。

        避けるべき実装は、たとえば次のとおりです。

        • booking_completed にメールアドレスをパラメータとして付与する
        • 予約者名をイベント名に含める
        • サンクスページURLにメールアドレスを含め、そのURLをGA4へ送る
        • GTMでフォーム入力値を変数として取得し、そのままGA4へ送る
        • CRMの顧客IDを、個人を直接識別できる形でGA4に渡す

        GA4で扱うのは、匿名化・分類済みの情報に限定します。

        • booking_typedemoconsultation など
        • lead_sourcegoogle_adslinkedin_adsnewsletter など
        • campaign_group:施策を識別する任意の分類
        • assigned_teamsales_acs などのチーム単位
        • booking_statuscompletedcancelled など

        親ページ・iframe・サンクスページ・CRM間のイベントとUTMの流れ

        設定手順(PC)

        PCでは、まず「UTMの引き継ぎ」と「予約完了の確定シグナル」を別々に実装します。一度に全部を完璧にしようとせず、親ページの中間イベント、サンクスページCV、CRM照合の順で積み上げると安全です。

        1. UTMの命名ルールを固定する

        広告、メール、ウェビナー告知などで表記が揺れると、GA4でもCRMでも集計できません。まず、マーケティングと営業で使う値を決めます。

        パラメータ 記入例 運用ルール
        utm_source googlelinkedinnewsletter 流入媒体を小文字で統一
        utm_medium cpcpaid_socialemail チャネル種別を統一
        utm_campaign fy26q3_demo_request 施策名と期間を含める
        utm_content hero_cta_a クリエイティブ・配置の識別に使う
        utm_term schedule_tool 検索語句用途に限定する

        UTMの値は予約ツール側の予約データ、CRM、広告管理画面で同じ表記にします。GooglegooglePaidSocialpaid_social のような表記揺れは、集計時の手作業を増やします。

        2. 親ページでUTMを取得する

        LPへの流入URLに付いたUTMを、GTMで取得します。

        1. GTMで「URL」変数を作成します。
        2. 変数タイプは「URL」を選択します。
        3. クエリキーに utm_source を指定します。
        4. utm_mediumutm_campaignutm_content も同様に作成します。
        5. GA4イベントタグで、これらをイベントパラメータとして送信します。
        6. GA4管理画面で、必要なパラメータをカスタム定義に登録します。

        この段階で送るイベントは、予約完了ではなく、埋め込み枠の表示やCTAクリックに留めます。

        たとえば、埋め込み枠の表示を計測する場合は、GTMの要素の表示トリガーを使い、埋め込みコンテナに固有のIDを設定します。イベント名は booking_embed_view とします。

        3. UTMを予約ページの埋め込みURLへ引き継ぐ

        Jicooの埋め込みでは、公式ヘルプ上、埋め込み用の data-url にUTMパラメータを付与する方法が案内されています。

        ただし、埋め込みコードをHTMLに固定で貼り付けるだけでは、LPごとに異なるUTMを動的に引き継げません。広告流入ごとの値を反映するには、CMS、タグマネージャー、またはサイトのJavaScriptで予約URLを組み立てる必要があります。

        実装時は、次の順で確認します。

        1. 親ページURLに utm_source=test を付けてアクセスします。
        2. ブラウザの開発者ツールで、iframeまたは埋め込み要素のURLを確認します。
        3. 予約ツール側のURLに utm_source=test が付与されているか確認します。
        4. utm_mediumutm_campaign も同様に確認します。
        5. 実際にテスト予約を行い、予約一覧やCRMで流入情報が残るか確認します。

        UTMの引き継ぎは「URLに値が付いた」だけでは完了しません。予約確定後に、予約データやCRMレコードにどの値が保存されたかまで確認してください。

        4. GTMで中間イベントを設定する

        親ページ側で取得できる中間イベントは、予約導線の改善に役立ちます。

        推奨するイベント例は次のとおりです。

        GA4イベント GTMトリガー 見る指標
        booking_embed_view 埋め込み枠の表示 予約導線到達率
        booking_scroll_reached 予約枠付近までスクロール CTA配置の妥当性
        booking_cta_click 親ページ上の予約ボタンのクリック 予約意向率
        booking_help_click 「日程が合わない場合」リンクのクリック 空き枠・導線の課題

        たとえば、booking_embed_view は多いのに booking_completed が少ない場合、予約フォーム内の体験、空き枠、入力項目、担当者割り当てなどを見直す対象になります。

        ただし、iframe内部の日時選択・時刻選択をGTMで取れるとは限りません。予約ツールがJavaScript Embed用のイベント通知やpostMessageを提供している場合に限り、親ページで受信してGA4へ送信できる可能性があります。

        Calendlyは、専用の埋め込み方法で予約イベントをpostMessageとして親ページへ通知する仕組みを公開しています。一方、単純なiframeでは同じ追跡方法が使えない場合があります。予約ツールを選ぶ際は、見た目だけでなく、**埋め込み方式とイベント通知の仕様を確認することが大切です。

        Jicooにおける予約完了通知イベントAPIやWebhookの可否は、公開ヘルプだけでは断定できません。導入前に最新の公式ドキュメントまたはサポート窓口で確認してください。

        5. 予約完了後のリダイレクトでCVを発火する

        埋め込み予約で最も実装しやすい予約完了計測は、予約完了後のリダイレクトです。

        予約完了後に自社ドメインのサンクスページへ遷移できる場合、親サイト側のGTMで確定CVを計測できます。

        設定手順は次のとおりです。

        1. 自社サイトに専用のサンクスページを用意します。
          例:/thanks/booking-completed
        2. 予約ツールの予約完了後リダイレクト先に、そのURLを設定します。
        3. サンクスページにGTMコンテナが読み込まれていることを確認します。
        4. GTMで「ページビュー - 一部のページビュー」トリガーを作成します。
        5. 条件を「Page Path が /thanks/booking-completed に等しい」に設定します。
        6. GA4イベントタグを作成し、イベント名を booking_completed に設定します。
        7. GA4で booking_completed をキーイベントとして設定します。
        8. テスト予約を行い、GTMプレビューモードとGA4 DebugViewで発火を確認します。

        サンクスページは、予約完了だけでなく、次の行動も案内できます。

        • 商談前に確認してほしい導入事例
        • 課題ヒアリング用の事前アンケート
        • 担当者プロフィール
        • オンライン会議の参加方法
        • 資料ダウンロード

        日程調整を起点に、商談品質を上げる導線をつくる視点は、営業・マーケティングの業務改善にもつながります。

        6. クロスドメイン計測を設定する

        予約完了ページが自社の別ドメインにある場合は、GA4のクロスドメイン計測を検討します。

        設定の対象になりやすいケースは、次のとおりです。

        • LPが www.example.com
        • サンクスページが reserve.example.jp
        • 会員サイトやイベントサイトなど、別ドメインに完了ページがある
        • 自社管理ドメイン間でセッションを維持したい

        GA4管理画面で、WebデータストリームのGoogleタグ設定から、クロスドメイン設定に対象ドメインを追加します。対象サイトで同じGA4測定IDまたはGoogleタグを正しく使っていることも確認してください。

        ただし、クロスドメイン計測は、別ドメインにまたがるユーザーを同一ユーザーとして把握しやすくするための設定です。静的iframe内で完結する予約フォームの予約完了イベントを、自動的に取得する機能ではありません。**

        「クロスドメインを設定したからiframe内の完了も取れる」と考えると、計測設計が崩れます。iframe内の完了を取るには、リダイレクト、予約ツールのイベント通知、Webhookなど、別の確定シグナルが必要です。

        GTMプレビューモードでサンクスページのbooking_completedイベントが発火している状態

        設定手順(スマホ)

        埋め込み予約は、スマホで計測漏れが起きやすい導線です。PCで予約枠が見えていても、スマホではiframeの高さが足りず、時刻選択や完了ボタンまで到達できないことがあります。

        また、広告流入の多くがスマホに偏っている場合、PCだけでGA4計測を検証しても広告CVの実態をつかめません。

        1. スマホの流入URLでUTMを確認する

        次のURLをスマホ実機で開きます。

        https://example.com/demo?utm_source=test&utm_medium=cpc&utm_campaign=booking_mobile_test

        確認する項目は次のとおりです。

        1. LPが崩れずに表示される
        2. 埋め込み予約枠が表示される
        3. iframeの中で日程・時間を選択できる
        4. 予約フォームのスクロールが途中で止まらない
        5. 予約完了後にサンクスページへ遷移する
        6. サンクスページURLや予約データにUTMが残る
        7. GA4 DebugViewで booking_completed が確認できる

        2. iframeの高さとスクロールを確認する

        スマホで多い失敗は、予約フォームの下部が見えないことです。

        確認時は、次の状態まで進めます。

        • 日付を選ぶ
        • 時間を選ぶ
        • 必須項目を入力する
        • 同意チェックが必要な場合はチェックする
        • 予約確定ボタンを押す
        • サンクスページが表示される

        iframeが途中で切れると、ユーザーは「予約ボタンがない」と感じます。問い合わせフォームへ戻ったり、離脱したりするため、広告費だけが先に消化されます。疲弊するのは広告運用担当だけではなく、商談数を待つ営業チームも同じです。

        3. GTMのデバッグをスマホで行う

        スマホ実機でGTMを確認する方法は、環境によって異なります。少なくとも、次のいずれかで検証してください。

        • GA4 DebugViewでイベントを確認する
        • GTMプレビューモードを使い、同一ネットワーク環境でスマホを接続する
        • Chromeのリモートデバッグ機能を利用する
        • テスト用の広告URLを発行し、スマホで実予約を行う
        • CRMにテスト予約レコードが作成されたか確認する

        スマホとPCでは、Cookie同意バナー、ブラウザのトラッキング制限、リダイレクト挙動が異なることがあります。PCでイベントが見えるのに、スマホではCVが出ない場合、まずスマホのテスト予約を1件実施してください。

        4. モバイル広告では予約完了までの時間差を見る

        スマホ広告では、広告クリック直後に予約せず、移動中や業務の合間に後から予約する人もいます。そのため、広告媒体のクリック数と即時予約数だけで施策を評価すると、判断が早すぎる場合があります。

        見るべき流れは次のとおりです。

        • 広告クリック
        • booking_embed_view
        • booking_cta_click
        • booking_completed
        • CRM登録
        • 商談実施
        • 商談化・受注

        予約完了の先にある営業成果まで見るには、GA4だけで完結させず、CRMとの照合が必要です。マーケティングと営業で同じ数字を見られる状態は、チームの心理的安全性にも影響します。「GA4ではCVなのに営業には情報がない」という会話を減らせるからです。

        連携後の運用例

        計測を実装した後は、GA4のイベント数を眺めるだけでは不十分です。広告運用、予約運用、CRMの3つを週次で照合する仕組みにします。

        運用例1:広告別に予約完了率を確認する

        広告キャンペーン別に、次の数値を並べます。

        指標 確認先 判断の例
        セッション数 GA4 流入量が不足していないか
        埋め込み表示数 GA4 予約導線まで到達しているか
        予約完了数 GA4・予約管理画面 計測と実数が近いか
        予約完了率 GA4 導線・訴求の改善余地があるか
        CRM登録数 CRM 予約データ連携が欠けていないか
        商談実施数 CRM 無断キャンセルや日程品質を確認
        商談化数 CRM 広告の質を評価

        たとえば、ある広告のbooking_embed_viewが多く、booking_completedが低い場合、広告クリエイティブの期待値と予約ページの内容がずれている可能性があります。

        一方、予約完了率は高いのに商談実施率が低い場合は、リマインド、会議URL案内、担当者割り当て、事前ヒアリングの設計を見直す領域です。Jicooではカレンダー連携や会議URLの自動発行、担当者自動割当などの運用が考えられます。

        運用例2:CRMで「予約完了」と「商談化」をつなぐ

        CRMには、最低限、以下の項目を保存します。

        • 予約IDまたは予約を一意に識別する値
        • 予約日時
        • 予約種別
        • 担当チームまたは担当者
        • utm_source
        • utm_medium
        • utm_campaign
        • 初回流入チャネル
        • 予約ステータス
        • 商談実施日
        • 商談化ステータス
        • キャンセル日時

        CRMにUTMを残す目的は、広告のCVを増やすことだけではありません。「どの流入が、どの営業チームの、どの商談タイプにつながったか」を再現できるようにすることです。

        予約データを他システムへつなぐ選択肢は、予約ツールの標準連携、REST API、ノーコード自動化ツール、Webhookなどがあります。APIや自動化の設計パターンは、API活用の記事連携に関する記事も参考になります。

        運用例3:WebhookとMeasurement Protocolでサーバー側計測を行う

        予約ツールが予約完了Webhookを提供している場合、サーバー側で予約完了を受信し、CRM登録とGA4イベント送信を行う構成を検討できます。

        処理の流れは次のとおりです。

        1. 予約が確定する
        2. 予約ツールがWebhookを送信する
        3. 受信サーバーまたは自動化ツールが予約内容を検証する
        4. CRMにリード・コンタクト・商談情報を作成または更新する
        5. 重複を確認する
        6. GA4 Measurement Protocolで booking_completed を送信する
        7. 広告媒体のオフラインコンバージョン連携対象を判定する
        8. 監査ログに処理結果を残す

        この方法は、サンクスページに依存しにくい点が利点です。ユーザーがサンクスページ表示前にブラウザを閉じても、予約システム側で確定していれば、CRMの予約記録を残せます。

        ただし、Measurement Protocolは、ブラウザ上のGA4イベントを単純に置き換えるものではありません。ユーザー識別子、セッション情報、同意状態、重複排除のルールを設計する必要があります。

        特に注意したいのは、同じ予約をブラウザ側とサーバー側の両方から送信して、二重CVにすることです。

        二重計測を避けるには、次のどちらかを決めます。

        • ブラウザ側のサンクスページ計測をGA4の主CVにする
        • サーバー側の予約確定イベントをGA4の主CVにする
        • 両方送る場合は、予約IDを使った重複排除ルールを実装する

        高度な実装では、予約IDを直接GA4へ送らず、個人情報を含まないランダムなイベントIDへ変換して利用する方法があります。この部分は開発・データ基盤・プライバシー担当を交えて設計してください。

        失敗時の対処

        iframeは見えているのに、GA4イベントが発火しない

        原因
        iframe内の操作を、親ページのGTMで取得しようとしている可能性があります。

        対処

        1. 予約フォームが同一ドメインか、別ドメインかを確認します。
        2. 別ドメインの場合、iframe内部のクリック取得を前提にしないようにします。
        3. 予約ツールがJavaScript Embed、イベントリスナー、postMessage、Webhookを提供しているか確認します。
        4. 提供されていない場合は、予約完了後リダイレクトでサンクスページを表示する設計を優先します。
        5. 親ページのイベントは中間指標として扱います。

        予約完了数より、親ページのCTAクリック数が多い

        原因
        これは計測エラーではなく、予約途中離脱を含んだ自然な差分であることがあります。

        対処

        1. booking_cta_clickをCVとして設定していないか確認します。
        2. booking_completedをキーイベントに設定します。
        3. 予約フォームの空き枠、入力項目、iframeの高さを確認します。
        4. スマホで予約確定まで進めるか確認します。
        5. 予約ツールの予約一覧とGA4のCV数を週次で照合します。

        クリックが多く予約が少ない状態は、広告の問題とは限りません。予約枠が少ない、希望時間がない、入力項目が多い、担当者が選べないなど、予約体験の課題が隠れていることもあります。

        UTMが予約データやCRMに残らない

        原因

        • 埋め込みURLへUTMを引き継いでいない
        • CMSがクエリパラメータを除去している
        • リダイレクトでUTMが消えている
        • 予約ツールがUTMを保存する仕様になっていない
        • CRM連携時にUTM項目をマッピングしていない

        対処

        1. テスト用UTMを付けたLP URLを作成します。
        2. 親ページ、埋め込みURL、サンクスページの順でURLを確認します。
        3. 予約一覧で流入情報を確認します。
        4. CRMのテストレコードでUTM項目を確認します。
        5. どの地点で値が消えたかを記録します。
        6. 保存できない場合は、親ページ側で一次情報をCookieまたはサーバー側の一時ストレージに保持する方法を検討します。

        Cookie利用や識別子の保存は、同意管理とプライバシーポリシーに沿って実施してください。

        クロスドメイン設定をしたのに予約完了が取れない

        原因
        クロスドメイン設定の役割を、iframe内イベントの取得と誤解している可能性があります。

        対処

        1. クロスドメイン設定は、別ドメイン間のユーザー・セッション維持のために使います。
        2. iframe内の完了イベント取得には、別途イベント通知、リダイレクト、Webhookが必要です。
        3. 予約完了後に自社サンクスページへ遷移できるか確認します。
        4. 遷移できない場合は、予約ツール側の通知機能やAPI仕様を確認します。
        5. CRM上の予約確定を正とし、GA4は補助指標として扱う選択肢も検討します。

        GA4とCRMの予約件数が合わない

        原因

        • サンクスページ前に離脱した
        • 広告ブロッカーやCookie同意拒否でブラウザ計測が抑制された
        • サーバー側・ブラウザ側で二重計測した
        • テスト予約を除外していない
        • キャンセルや日程変更を予約完了数に含めている
        • CRM連携の失敗や処理遅延がある

        対処

        差分を「誤差」として片付けず、予約IDまたはテスト用識別子単位で照合します。

        照合対象 正とするデータ 確認すること
        予約確定件数 予約ツールまたはCRM 実際に予約が存在するか
        Web上のCV GA4 サンクスページまたはイベントが発火したか
        広告CV 広告媒体 インポート・計測期間・アトリビューション
        商談実施件数 CRM キャンセル・無断欠席を除外できているか

        件数差分の原因を毎回個人が調べる運用は、疲労を蓄積させます。差分の判定基準を仕様書に残し、誰が見ても同じ確認ができる状態にしてください。

        組み合わせて運用を最適化する

        埋め込み予約の計測は、GA4単体で完結させない方が安定します。現場感としては、次の4層で役割分担する設計が扱いやすいです。

        1. GA4:LP閲覧、埋め込み表示、CTAクリック、予約完了の傾向を見る
        2. GTM:親ページのイベントとサンクスページCVを管理する
        3. 予約ツール:予約枠、担当者、会議URL、予約確定の事実を管理する
        4. **CRM:流入から商談化、受注までの成果を管理する

        推奨する計測アーキテクチャ

        小規模から始める場合は、次の構成が現実的です。

        • 広告URLにUTMを付与する
        • LPのGTMで中間イベントを計測する
        • 埋め込み予約ページへUTMを引き継ぐ
        • 予約完了後に自社サンクスページへリダイレクトする
        • サンクスページでbooking_completedをGA4へ送る
        • 予約データをCRMへ連携する
        • 週次でGA4・予約一覧・CRMを照合する

        より厳密に管理する場合は、次の構成へ拡張します。

        • WebhookまたはAPIで予約確定を受信する
        • サーバー側でCRMの重複を判定する
        • 予約IDをキーにしてイベントの二重計測を防ぐ
        • Measurement Protocolでサーバー側の確定イベントを送る
        • 広告媒体へオフラインコンバージョンを連携する
        • 商談実施・商談化・受注までをキャンペーン別に分析する

        Jicooのように、日程調整、担当者自動割当、ルーティングフォーム、カレンダー連携、CRM連携を組み合わせられる環境では、予約は単なるフォーム送信ではありません。営業プロセスの入口です。

        だからこそ、マーケティングは「予約数」、営業は「商談数」、RevOpsは「正しいデータ連携」と別々に追うのではなく、同じ予約IDと同じ定義で会話できるようにする必要があります。人が数字合わせに追われず、本来のコア業務である提案や顧客理解に集中できる状態を目指したいですね。

        まとめ

        埋め込み予約ページのGA4計測では、iframeの表示や親ページのクリックを予約完了CVとして扱わないことが出発点です。

        実装時は、次の順で進めてください。

        1. booking_embed_viewbooking_cta_clickbooking_completedを分けて定義する
        2. 広告URLのUTMを統一する
        3. UTMを予約ページへ引き継ぐ
        4. 予約完了後のサンクスページリダイレクトを設定する
        5. GTMでbooking_completedを発火し、GA4のキーイベントに設定する
        6. スマホ実機でテスト予約を行う
        7. 予約ツール、GA4、CRMの件数を照合する
        8. WebhookやAPIを使う場合は、二重計測と個人情報送信を防ぐ

        まずは、テスト用UTMを付けたURLから予約を1件作成し、LP、埋め込み予約、サンクスページ、GA4 DebugView、CRM**の5地点でデータがつながるか確認してみてください。その1件が通れば、広告別・担当者別・商談化別に計測を広げるための土台になります。

        Jicoo(ジクー)について

        予約システムを導入すると収益、業務効率化に多くのメリットがあります。どの予約システムが良いか選択にお困りの方は、普段使っているGoogleカレンダーやOutlookなどのカレンダーサービスをベースにした予約管理システムの導入がおすすめです。

        チームで使える予約管理システム「Jicoo」とは?

        Jicoo(ジクー)は無料で使えて予約管理、事前決済(集金)、顧客管理まで対応。PC・スマホどちらでも見やすく使いやすい予約システムです。
        カレンダーと接続して予約ページ作成
        カレンダーと接続して予約ページ作成
        GoogleカレンダーやOutlookなど利用中のカレンダーサービスと接続するだけで予約ページを作成。
        空き状況をリアルタイムに表示
        空き状況をリアルタイムに表示
        カレンダーの予定を確認し、予約可能な日程を自動で表示します。メールやチャット等で作成した予約ページのURLを共有して、日時を予約してもらいましょう。
        Web会議のURLも自動で発行
        Web会議のURLも自動で発行
        ゲストが都合の良い日時を選択すると予約完了。あなたのカレンダーに予定が自動で入りWeb会議のURLも自動で発行されます。
        法人・チーム利用のお問い合わせ
        タグ
        もっとみる
        公式SNS
        XFacebook

        Jicooのアップデート情報や時間の効率的な使い方に役立つ情報を発信しています。

        会社情報
        設定
        SNS
        XFacebook