• 法人お問い合わせ

Zoomブレイクアウトルームの設定・作り方 便利機能も紹介

2026年9月19日(土)
Jicoo(ジクー)
目次
  • 1. Zoomのブレイクアウトルームとは
    • 2. Zoomブレイクアウトルームを使うメリットと注意点
      • 3. 有料版と無料版の違い
        • 4. Zoomブレイクアウトルームの作り方・設定方法
          • 5. Zoomブレイクアウトルームの割り当てのやり方
            • 6. 便利なオプションと機能
              • 7. ブレイクアウトルーム運用のコツ
                • 8. まとめ
                  • 9. Jicoo(ジクー)について

                  みなさんはZoomの「ブレイクアウトルーム」を知っていますか。

                  ブレイクアウトルームを利用すると、オンライン会議や授業、社内研修、イベントの参加者を少人数のグループに分け、対話やグループワークを進めやすくできます。全体説明の後に小グループで話し合い、再び全体へ集まって成果を共有する、といった進行に適した機能です。

                  Zoomのクライアントアプリは「Zoom Workplace」として提供されています。ブレイクアウトルームの操作場所は、アプリのバージョン、画面幅、管理者設定によって異なります。「ブレイクアウトルーム」が見当たらない場合は、「詳細」「…」「ホストツール」または右側パネルを確認しましょう。

                  重要な会議や外部参加者を含む研修では、ホスト、共同ホスト、各ルームの進行担当者に最新版のデスクトップ版Zoom Workplaceを用意することをおすすめします。最低利用バージョンを満たしていても、最新版のセキュリティ修正が適用されているとは限りません。開催前にはリリースノートとセキュリティ速報を確認し、Zoom RoomsやVDI環境を利用する場合は、会議室端末、コントローラー、VDIクライアント、VDIプラグインも更新対象に含めましょう。

                  本記事では、Zoomブレイクアウトルームの基本仕様、設定・作成方法、参加者の割り当て方、便利な機能、ミーティング要約や録画を利用する際の注意点を解説します。

                  Zoomのブレイクアウトルームとは

                  ブレイクアウトルームは、Zoomミーティングや、対応ライセンスを利用したZoomウェビナーで、参加者を複数の小部屋に分けられる機能です。

                  大人数のままでは発言しづらい場面でも、少人数に分かれることで参加者同士が話しやすくなります。グループ討議、ワークショップ、テーマ別相談会、ネットワーキングなど、双方向のコミュニケーションを促したい場面で役立ちます。

                  ブレイクアウトルームの基本仕様

                  • Zoomミーティングでは最大100ルームまで作成できる
                  • 対応ライセンスを利用するZoomウェビナーでは、最大200ルーム、最大5,000人、1ルーム最大500人まで利用できる
                  • 参加可能人数は契約プラン、アドオン、ミーティングまたはウェビナーの定員に依存する
                  • ホストや共同ホストは、参加者の割り当て、ルーム間の移動、各ルームの巡回を行える
                  • 対応するデスクトップアプリまたはモバイルアプリの参加者は、設定により自分でルームを選べる
                  • ホストは全ルームへテキストメッセージや音声を一斉送信できる
                  • 通常のクラウド録画とミーティング要約は、ブレイクアウトルーム内の会話を記録・要約しない

                  参加者は、割り当てられたルーム内でマイク、カメラ、チャット、画面共有などを使って、通常のZoomミーティングと同様に会話できます。ホストは必要に応じて各ルームを巡回し、質問対応や進行支援を行えます。

                  ただし、ブレイクアウトルームへの参加と、ルームの作成・割り当て・管理では対応端末が異なります。重要な研修や外部向けイベントでは、ルームの作成・割り当てを担当するホストと共同ホストは、最新版のデスクトップ版Zoom Workplaceを使用するのが安全です。モバイルアプリやSIP/H.323端末ではミーティングのブレイクアウト管理に制限があり、会議室端末を使う場合は、本番前にルーム移動、音声、画面共有を確認しましょう。

                  ブレイクアウトルームの活用場面

                  • 社内会議、部門横断のワークショップ、カンファレンス
                  • 新入社員研修、社内勉強会、リモート研修
                  • 学校のオンライン授業、ゼミ、グループワーク
                  • テーマ別のネットワーキング、オンライン懇親会
                  • ミーティング形式で行う少人数対話、ロールプレイ、相互フィードバック
                  • 対応ライセンスを利用したウェビナー後の少人数相談会、分科会

                  講演を中心に参加者が主に視聴するイベントにはZoom Webinarsが向いています。一方、参加者同士の対話、ロールプレイ、相互フィードバックを重視する研修や、全員のカメラ・マイク利用を前提とする場面では、Zoom Meetingsを優先するのが基本です。参加条件として「原則ビデオオン」「マイクを使用できる環境」「1人1台で参加」などを設ける場合は、申込ページと案内メールの両方に明記しましょう。

                  分科会形式のイベントでは、参加者自身にルームを選ばせる運用も可能です。ルーム名は「ルーム1」ではなくテーマ名や登壇者名にし、開始・終了時刻とテーマ一覧を事前に示すと、参加者が迷いにくくなります。

                  Zoomブレイクアウトルームを使うメリットと注意点

                  参加者同士で意見を交わしやすい

                  大人数の会議やウェビナーでは、一部の人だけが発言し、ほかの参加者は聞くだけになりがちです。ブレイクアウトルームで少人数に分かれると、参加者がマイクやカメラをオンにしやすくなり、発言の心理的なハードルを下げられます。

                  新人研修、授業、ワークショップでは、全員に発言機会を作りやすくなる点が大きなメリットです。

                  会議・セミナーの質と効率を高めやすい

                  少人数に分けるだけで議論が活性化するわけではありません。開始前に「何を話すか」という問い、「誰が進行・書記・発表を担うか」という役割、「何分でまとめるか」という時間、「何をメインルームへ持ち帰るか」という成果物を、画面共有・チャット・音声で明確に示しましょう。

                  社内研修では、メインルームで目的と問いを説明した後、5〜6人程度のルームに分かれ、進行役・書記・発表者を決めて討議する進め方が実践的です。終了前には全ルームへ残り時間を案内し、メインルームへ戻って各組が要点を発表すると、議論を全体の学びにつなげやすくなります。

                  テーマに関する前提知識が不足している場合は、短い説明や個人で考える時間を設けてからルームを開くと、沈黙や雑談だけで終わることを防ぎやすくなります。グループごとの内容を整理する際は、Zoomホワイトボードや共有ドキュメントを併用し、書記役がメモを残す運用が便利です。

                  複数グループを一つのミーティングで管理できる

                  ホストや共同ホストは、ルームの作成、参加者の割り当て、ルームの巡回、全体への案内送信を行えます。別々のZoom URLを複数作成しなくても、一つのミーティング内で小グループの活動を管理できることが利点です。

                  運営人数は製品上の上限ではありませんが、20人程度まではホスト1人、20〜50人程度ではホストと共同ホスト1人、50人超または外部参加者が多い場合は進行、割り当て、技術サポートを分担する体制が目安になります。録画する場合は、各ルームに録画担当者を配置することも検討しましょう。

                  ブレイクアウトルームを閉じる際には、参加者がメインルームへ戻るまでのカウントダウン時間を設定できます。討議時間は余裕を持って設計し、終了前には一斉メッセージや音声で残り時間を案内するとよいでしょう。

                  【注意点】通常のクラウド録画とAI要約はブレイクアウト内を記録しない

                  Zoom AIのミーティング要約(旧称:AI Companion)は、メインセッションの要約やアクション項目の整理に活用できますが、ブレイクアウトルーム内では利用できません。また、通常のクラウド録画は、ホストがどのルームに移動していてもメインミーティングまたはメインウェビナーのみを記録し、ブレイクアウトルーム内の内容は収録されません。

                  Zoom Workplace 7.2.0以降では、ミーティング要約に参加者一覧を表示できる場合があります。しかし、一覧に名前があることは、その参加者のブレイクアウトルーム内での発言が要約されたことを意味しません。出席確認とグループ内の発言・成果は分けて管理しましょう。

                  ブレイクアウト内の議論を記録したい場合は、ホストが共同ホストまたは対象ユーザーにコンピュータへのローカル録画を許可し、各ルームの担当者に録画してもらう方法があります。録画できるのは録画者が参加しているルームです。記録の必要性が低い場合は、書記役を配置して共有ドキュメントや議事メモに残す方法も有効です。

                  録画を行う際は、参加者への通知、社内規程、個人情報の取り扱いを事前に確認してください。ミーティング要約を活用する場合は、ブレイクアウト終了後にメインルームで代表者が要点を発表し、その全体共有を要約対象にしましょう。

                  有料版と無料版の違い

                  ブレイクアウトルーム自体は利用条件を満たしていればZoomの基本プランでも使用できます。ただし、参加人数、開催時間、クラウド録画、ウェビナー機能などは契約内容によって異なります。

                  有料ライセンス・アドオンを利用する場合Zoom Workplace Basic(無料)
                  通常の参加人数ライセンスと契約内容による。Proは通常最大100人で、Large Meetingなどで拡張可能原則最大100人
                  開催時間原則最大30時間複数人ミーティングは原則40分
                  ブレイクアウト上限最大100ルーム。実際の参加人数はミーティング定員に依存最大100ルーム。ただし参加人数と開催時間はBasicの制限内
                  クラウド録画対応プランで利用可能利用不可
                  コンピュータ録画対応デスクトップアプリで利用可能利用可能
                  ウェビナーでのブレイクアウトZoom EventsまたはZoom Webinars Plusの対応ライセンスが必要利用不可

                  無料プランは短時間の打ち合わせや小規模なグループワークに向いています。一方、説明、グループ討議、発表、質疑応答まで行う研修やイベントでは、時間制限を確認したうえで有料プランを検討すると安心です。会社が有料契約をしていても、ホストに付与されている権限がBasicの場合は40分制限となるため、開催者のライセンスを確認しましょう。

                  Zoomブレイクアウトルームの作り方・設定方法

                  ここからは、ブレイクアウトルームの作り方と設定方法を紹介します。利用するには、事前にZoomの設定でブレイクアウトルームを有効にしておく必要があります。

                  開催前のバージョン・セキュリティチェック

                  本番前には、ホストだけでなく共同ホスト、各ルームの進行役のZoom Workplaceバージョンを確認しましょう。Zoomは2026年11月7日に次回の最低バージョン適用を予定していますが、最低バージョンと最新版は別です。社内IT部門が定める更新方針に従い、外部参加者にもアプリ更新を案内してください。

                  WebアプリやChromebookから参加する人がいる場合は、本番前にブレイクアウトルームへの入退室テストを行いましょう。2026年9月には、WebアプリやChromebookの参加者がブレイクアウト開始時に切断される問題について複数の修正が案内されています。重要な研修では、最新版のChromeまたはZoom Workplaceアプリを予備手段として案内し、切断時の再入室URLと再割り当て担当者も決めておくと安心です。

                  確認項目は、ブレイクアウトルームが有効か、共同ホストへ管理を任せるか、自動・手動・事前割り当てのどれを使うか、途中参加者と待機室参加者を誰が処理するか、Webアプリ・電話・SIP/H.323端末の参加者がいるか、各ルームで録画するか、メインルームへ戻すカウントダウンを何秒にするか、のように整理すると実務で使いやすくなります。

                  ブラウザからZoomにサインイン

                  ホストとしてミーティングを設定する場合は、ZoomのWebポータルにサインインします。組織のSSOや指定アカウントを利用する場合は、運営用アカウントでサインインしていることを確認してください。

                  Zoom Webポータルは新しいWeb Experienceへ移行中です。Zoomが2026年8月26日に更新した予定では、Enterpriseの直接販売顧客とRelease Track利用顧客は2026年9月30日、間接販売・チャネル顧客は2026年10月31日以降に新しい画面へ移行します。契約経路によって時期が異なるため、社内のZoom管理者または販売代理店へ確認してください。

                  新しいWeb Experienceでは、右上のプロフィールメニューから個人設定は「My account」、組織設定は「Admin Center」を開きます。操作手順や社内マニュアルは新しい画面を基準にし、旧画面の画像を使う場合は旧画面であることを明記しましょう。

                  詳細設定をする

                  Webポータルの設定画面で、ミーティング用のブレイクアウトルームに関する項目を有効にします。事前割り当てを利用する場合は、事前割り当てに関する設定も確認してください。

                  企業や学校などの組織アカウントでは、管理者がこの機能を無効化またはロックしている場合があります。また、ミーティングに設定された機密度ラベルによって、クラウド録画、文字起こし、ミーティング要約、ホワイトボード、暗号化方式、外部共有などが制御される場合があります。機密度ラベルの一般提供は2026年9月21日予定と案内されているため、利用可否や設定内容は組織のアカウントと提供状況を管理者に確認しましょう。

                  ミーティングをスケジューリングする

                  詳細設定が済んだら、WebポータルまたはZoom Workplaceアプリからミーティングを作成します。トピック、開催日時、所要時間、パスコード、待機室、参加者のビデオ設定などを目的に応じて設定して保存します。

                  外部参加者を招く研修では、使用するZoomアカウント、表示名の形式、カメラ・マイクの利用条件、録画やスクリーンショットの可否、成果物の提出先を事前に案内しましょう。営業行為の禁止など、ルーム内の行動ルールも明示すると安心です。

                  Zoomブレイクアウトルームの割り当てのやり方

                  参加者の割り当て方法は、大きく「事前に割り当てる方法」と「ミーティング中に割り当てる方法」に分けられます。

                  参加者リストが決まっている研修や授業には事前割り当てが便利です。当日の出席状況に応じて柔軟にグループを決めたい場合は、ミーティング中に手動または自動で割り当てましょう。

                  ルームを事前に割り当てる方法

                  ミーティングの編集画面でブレイクアウトルームの事前割り当てを選択し、必要な数のルームを作成します。ルーム名は、テーマ名やグループ名など、参加者に伝わりやすい名称にするとよいでしょう。参加者を1人ずつ追加する方法のほか、外部Zoomユーザーを含む参加者を割り当てる場合はCSVファイルをインポートする方法もあります。

                  事前割り当てを適用するには、参加者が、割り当てに使用したメールアドレスに関連付けられたZoomアカウントへサインインして参加する必要があります。サインインしていない場合や別のアカウントで参加した場合、事前割り当ては適用されません。案内メールには、利用するアカウントとサインイン手順を明記し、当日調整用に共同ホストを配置しましょう。

                  事前割り当ては最大100ルーム、最大1,000人まで利用できます。事前割り当ては、1つのミーティングまたは定期ミーティングシリーズにつき1セットのみ保存できます。また、事前割り当てを使うミーティングではエンドツーエンド暗号化を無効にする必要があります。

                  ミーティング中にルームを割り当てる方法

                  Zoom Workplaceでは、「ブレイクアウトルーム」を開くと、ルーム作成、割り当て、開始などを操作できます。ボタンが表示される場所は環境によって異なるため、「詳細」「…」「ホストツール」や右側パネルも確認してください。

                  手動で割り当てる場合

                  ブレイクアウトルームを開き、作成するルーム数を指定して手動割り当てを選びます。各ルームの割り当て操作から参加者を選択し、振り分けます。割り当て後に内容を確認し、「すべてのルームを開ける」をクリックして開始します。

                  部署、経験年数、役割などを考慮してグループを作りたい場合や、本人確認、説明、録画・守秘義務への同意が必要な途中参加者を案内する場合に適した方法です。

                  自動で割り当てる場合

                  ルーム数を指定して自動割り当てを選ぶと、Zoomが参加者を各ルームへ均等に振り分けます。短時間で人数を分けたい場合に便利ですが、開始前に人数の偏りや所属の重複がないかを確認し、必要に応じて手動で調整しましょう。

                  参加者自身にルームを選ばせる場合

                  テーマ別の交流会やネットワーキングでは、参加者自身が入りたいルームを選べる機能が便利です。ホストが複数のルームを作成し、参加者によるルーム選択を許可すると、参加者は興味のあるテーマや話したい相手に合わせて移動できます。

                  自己選択に対応するのは、デスクトップアプリまたはモバイルアプリです。Webアプリ、電話、SIP/H.323端末、Zoom Roomsから参加する人は自己選択できないため、ホストまたは共同ホストが割り当てる前提で準備しましょう。

                  複数ラウンドのグループ討議を行う場合

                  研修やワークショップでは、自己紹介、課題討議、発表準備のように、複数回ブレイクアウトを行うことがあります。参加者を毎回入れ替えるのか、同じグループで継続するのかを決め、ラウンドごとに問い・役割・時間・成果物を示しましょう。本番前にリハーサルを実施し、ルームの再編、全体共有、途中参加者の扱いまで確認するとスムーズです。

                  途中参加者への対応

                  待機室を利用している場合は、入室させるタイミングとブレイクアウトへの案内方法を決めておくと、開始直後の混乱を防げます。本人確認や全体説明が必要な外部参加者は、メインルームへ入れて案内した後に手動で割り当てる運用が安全です。

                  一方、Zoom Workplace 7.2.0以降では、待機室にいる割り当て済み参加者を対象に含め、「割り当てられた参加者を自動的に移動」を有効にすることで、承認後に指定のブレイクアウトルームへ直接移動させる設定を利用できます。大人数の定型研修など、事前割り当て済みの参加者を迅速に案内したい場合に便利です。ただし、全体説明を聞いていない参加者や、事前割り当てと異なるアカウントで参加した人には、手動対応またはメインルーム経由を選びましょう。

                  便利なオプションと機能

                  参加者自身によるルーム選択

                  ホストが許可すると、対応するデスクトップアプリまたはモバイルアプリの参加者は、自分でブレイクアウトルームを選び、必要に応じて移動できます。テーマ別相談会、採用イベント、オンライン懇親会、ネットワーキングでは、参加者が興味に合わせて行動できるため、交流が生まれやすくなります。

                  カウントダウンタイマー

                  カウントダウンタイマーは、ブレイクアウトルームを閉じる操作をした後、参加者がメインルームへ戻るまでの猶予時間を表示する機能です。話の途中で突然切り替わることを防ぎ、最後のまとめや移動準備の時間を作れます。

                  30秒〜60秒程度を目安に設定し、終了前には「残り5分です」「発表者を決めてください」などの案内を送ると、より円滑に進行できます。

                  メッセージ・音声の一斉送信

                  ホストは、すべてのブレイクアウトルームへテキストメッセージを一斉送信できます。さらに、設定によりホストの音声を全ルームへ一斉に届けることも可能です。

                  一斉メッセージは短時間で消える場合があるため、課題文、提出先、重要なURLなどは共有資料やチャットにも残しておきましょう。終了時刻の変更や緊急時の連絡には、音声による一斉案内も有効です。

                  ヘルプ機能

                  ブレイクアウトルーム内で参加者が困った場合は、ヘルプ機能でホストを呼び出せます。大規模研修では、ホストが呼び出し状況を確認し、担当共同ホストへ対応するルームを伝える運用を決めておくと安心です。開始前にヘルプの呼び出し方を説明しておきましょう。

                  全ルームへの画面共有

                  ホストまたは共同ホストは、メインセッションから自分の画面をすべてのブレイクアウトルームへ同時に共有できます。共通の課題文、説明スライド、作業手順、タイマーなどを全グループに表示したいときに便利です。

                  ただし、全ルームへの一斉共有を始めると、各ルーム内で行われている画面共有が中断されることがあります。各グループが資料を共有している時間帯は避ける、共有前に音声やメッセージで予告するなどの配慮をしましょう。

                  共同ホストによる巡回

                  大人数のイベントでは、ホスト1人ですべてのルームを管理するのは困難です。共同ホストを設定し、各担当者が複数のルームを巡回する体制にすると、質問対応やトラブル対応をスムーズに行えます。

                  共同ホストには、担当ルーム、巡回タイミング、途中参加者への対応、参加者から質問を受けた際の対応方針を事前に共有しましょう。運営者用のチャットや連絡手段も用意しておくと、連携しやすくなります。

                  ブレイクアウトルーム運用のコツ

                  ブレイクアウトルームは機能を有効にするだけでなく、事前設計が重要です。次のポイントを押さえると、当日の進行が安定します。

                  • 各ルームの目的、討議テーマ、成果物を明確にする
                  • 開始前に、問い、進行役、書記、発表者、タイムキーパーなどの役割を案内する
                  • 討議時間と全体共有の時間をあらかじめ確保する
                  • 記録を残す方法を決める。共有ドキュメントや書記メモを活用する
                  • メインルームの録画・文字起こし・ミーティング要約と、各ルームの議事メモや共同編集の成果物を分けて管理する
                  • ホスト・共同ホストの巡回ルールと、途中参加者の担当者を決める
                  • 残り時間や終了予定を一斉メッセージ・音声で伝える
                  • ミーティング要約を使う場合は、メインルームでの代表発表や全体共有を要約対象にする
                  • ホスト、共同ホスト、ルーム進行役のZoom Workplaceアプリを更新し、VDI・Zoom Roomsを含む利用環境を確認する
                  • 使用するZoomアカウント、表示名、カメラ・マイクの条件、録画・スクリーンショットの可否を事前に案内する

                  メインルームで生成された録画、文字起こし、要約は、ブレイクアウトルーム内の会話を含みません。Zoomの要約だけを正式な議事録とせず、各ルームの共有ドキュメントや発表内容と合わせて確認する運用が重要です。

                  特にオンラインイベントでは、長時間の講演を続けるよりも、短い説明とブレイクアウトを組み合わせたほうが参加者の集中力を保ちやすくなります。参加者が自分の言葉で話す時間を設けることで、満足度や学習効果の向上も期待できます。

                  ※Zoom Workplaceの画面、ライセンス名、対応機能は、アプリのバージョン、契約プラン、管理者設定、機密度ラベル、段階的な機能展開によって異なる場合があります。本番前に、ホスト・共同ホスト・参加者それぞれの環境で動作を確認してください。

                  まとめ

                  • ブレイクアウトルームは、Zoomの参加者を複数の小部屋へ分けられる機能
                  • Zoomミーティングでは最大100ルーム、対応ライセンスのZoomウェビナーでは最大200ルームを利用できる
                  • 少人数対話やグループワークを重視する研修ではZoom Meetingsが適している
                  • 事前割り当てでは、参加者が割り当てに使用したメールアドレスに関連付けられたZoomアカウントへサインインする必要がある
                  • 待機室の割り当て済み参加者は、設定により承認後に直接ブレイクアウトルームへ移動できる
                  • 無料のZoom Workplace Basicは原則最大100人、複数人ミーティングは原則40分
                  • 通常のクラウド録画とミーティング要約はブレイクアウトルームの対象外。必要に応じてローカル録画や書記を活用する
                  • 自己選択はデスクトップまたはモバイルアプリで利用でき、Webアプリ、電話、SIP/H.323端末、Zoom Roomsの参加者はホスト側で割り当てる
                  • 開始前に、問い、役割、時間、成果物を示すことが活発な討議につながる
                  • ホスト・共同ホスト・参加者は、できるだけ最新のZoom Workplaceアプリを利用し、本番前に操作を確認する

                  ブレイクアウトルームを使いこなせば、大人数のオンラインミーティングでも参加者一人ひとりが発言しやすくなり、会議、研修、イベントの質を高められます。事前準備と運用ルールを整えたうえで、ぜひ活用してみてください。

                  Zoomの全体的な使い方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

                  【最新・完全版】Zoomの基本・使い方の徹底完全ガイド

                  タグ
                  もっとみる
                  公式SNS
                  XFacebook

                  Jicooのアップデート情報や時間の効率的な使い方に役立つ情報を発信しています。

                  会社情報
                  設定
                  SNS
                  XFacebook