
ビジネスで英語を使用する方も多いのではないでしょうか?
今回は、日程調整の場面に焦点をあてて、場面別に役立つフレーズを紹介していきます。
英語の表現を考えたり、メールの文面を考えたりするのは時間も手間もかかるものです。そんな忙しい方のために、コピーしてすぐ使える文面をたくさん紹介しています。
アポイントをとるとき、日程調整をするときなど、9つの場面を題材に使える例文を紹介しています。使いまわしできますので、場面にあわせて使ってみてください。
ビジネスのグローバル化が進む現代においては、日本人が海外とやりとりをする機会が増えています。
例えば、海外企業との商談やプレゼンテーション、海外出張や転勤、海外の大学への留学や研究活動などが挙げられます。このような場合には、英語を使ったビジネスメールのやりとりが必要になることがあります。
特に、日程調整に関するメールでは、適切な英語表現やマナーを守ることが求められます。しかし、日本語と英語の表現やマナーは異なる場合があるため、十分に注意が必要です。たとえば、日本語では「突然のメールで失礼します」といった表現が丁寧な印象を与えますが、英語では適切ではありません。また、英語では「お願いできますでしょうか?」という表現よりも「Could you please ~?」という表現が一般的です。
さらに昨今の英語ビジネスメールのトレンドとして、冗長な前置きよりも簡潔さと明確さが重視されています。これまでよく使われていた "I hope this email finds you well."(お元気でお過ごしでしょうか)といった決まり文句は、現在では「AIが書いたように見える」「陳腐(Cliché)である」「本心がこもっていない」と敬遠される傾向にあり、より簡潔に本題に入るスタイル(Direct approach)が国内外で好まれています。皆がデジタル環境で忙しくしているため、要件を一文目から伝える方が結果として礼儀にもかなうとされています。
また、相手の地域や時差を考慮して時間を提案する「Time Zone Empathy(タイムゾーンへの思いやり)」がグローバルビジネスの重要なマナーとして定着しています。深夜・早朝の対応が必要な場合は、次回は交代で負担を分散するなど、公平なコラボレーションを意識することが大切です。
ビジネス英語の日程調整メールに使える文例は、主に以下のような利用シーンで必要になります。
ビジネスミーティングやプレゼンテーションなどの場合、複数人が参加することが多いため、日程調整が必要になります。この際には、各参加者の都合を考慮して、最適な日程を決定する必要があります。
面接では、企業側の都合に合わせて、応募者の都合を考慮して日程調整を行うことが一般的です。そのため、ビジネス英語での丁寧な表現が求められます。
商談や取引の場合には、相手企業との調整が必要になることがあります。この際には、異なる文化や時間帯の違いを考慮しつつ、円滑なコミュニケーションを図ることが重要です。

件名は、パッと見て分かるものにしましょう。
何に関する打ち合わせ、またはアポイントなのか分かるように記載します。また、最近ではオンラインでの会議も増えているので、オンラインでのミーティングなのか対面での打ち合わせなのかもわかるとより親切です。
以下は、例文です。
Subject:Online Meeting regarding next year budget
件名:次年度の予算に関するオンラインミーティング
Subject:Zoom Meeting to decide exhibition concept
件名:展示会のコンセプトを決定するためのズームミーティング
Subject:Visit your company to present ABC company
件名:ABC会社を紹介するための貴社への訪問
会議を招集する場合の例文を紹介します。あなたが主催者で、会議に来てほしいときに使える例文です。
Dear Sales Team,
I would like to let you know that we will hold a sales meeting in the meeting room at 10:00 on this Friday.
Please summarize the sales estimate in March.
Best Regards,
Hanako Tanaka
営業チームの皆様
今週の金曜日の10時から、会議室で営業会議をおこなうことをお知らせいたします。
3月の営業見込みをまとめておいてください。
田中 花子
アポイントをとるための例文です。
お客さんのところへ行って会社紹介をしたい、こみ入った案件なので直接会って話をしたい、といったときに役立つフレーズです。
Hi Mark,
I am planning to have a business trip to U.S.A in the next month.
Is it possible to meet you and introduce our new system during my San Francisco visit?
Your response is highly appreciated.
Best Regards,
Hanako Tanaka
マークさん
来月、アメリカに出張する計画を立てています。
サンフランシスコ滞在の際に、私たちの新システムの紹介をしたく、お伺いさせていただけませんでしょうか?
お返事頂けましたら幸いです。
田中 花子
英語で候補日を提示する例文を紹介します。
アポイントを取りたいとき、面会依頼を受けた時の返答に使えます。効率的に予定を決めるため、具体的な候補日時を複数提示し、回答期限を明示することが推奨されています。また、海外とのやり取りでは必ずタイムゾーン(JST/ESTなど)を明記し、時差への配慮を示す一言を添えるのがマナーです。
Hi Jason,
Thank you for your reply.
Could you please let me know which of the following dates/times works best for you by Tuesday, March 10?
Mar-15 10:00 AM - 12:00 PM (JST) / Mar-14 9:00 PM - 11:00 PM (EST)
Mar-16 15:00- (JST) / Mar-16 2:00 AM- (EST)
Mar-18 PM (JST) / Mar-18 AM (EST)
I have considered your time zone, but please let me know if these times are too early/late for you.
I am looking forward to seeing you soon.
Best Regards,
Hanako Tanaka
ジェイソンさん
お返事ありがとうございます。
以下の日付の中で都合がつく時間を、3月10日(火)までに教えていただけますでしょうか?
3月15日 午前10時-12時(日本時間) / 3月14日 午後9時-11時(米国東部時間)
3月16日 15時以降(日本時間) / 3月16日 午前2時以降(米国東部時間)
3月18日 午後(日本時間) / 3月18日 午前(米国東部時間)
貴社のタイムゾーンを考慮しましたが、早朝や深夜になる場合はお知らせください。
お会いできるのを楽しみにしております。
田中 花子
アポイントの依頼を受けたけれど忙しくて対応できない、諸事情があり面会したくないといったこともありますよね。そんなときに使える、アポイントの申し出を断る時の例文です。なお、英語圏では名前に日本語の「~san」を付けるのは不自然なので、Dear Mr. Tanaka や Hello Jane のように呼ぶのが適切です。
Hello Jane,
Thank you very much for reaching out to me.
I am sorry I will not be available to meet you since I am busy with new product development.
I will let you know once this project finishes and can manage time.
Your understanding is appreciated.
Best Regards,
Hanako Tanaka
ジェーンさん
ご連絡いただきありがとうございます。
大変申し訳ないのですが、新商品開発が忙しいのでお会いできそうにありません。
このプロジェクトが終わり、時間ができましたら改めてご連絡させていただきます。
ご理解のほど、何卒よろしくお願いいたします。
田中 花子
アポイントの申し出に対して、返事をするときに使える例文です。
Dear John,
Thank you very much for your invitation for an online meeting.
I am available next Monday and Tuesday, morning time is convenient for me.
Please send me an invitation for the Zoom Meeting so that I can attend the meeting.
Best Regards,
Hanako Tanaka
ジョンさん
オンラインミーティングのご案内ありがとうございます。
私は来週の月曜日と火曜日は空いており、朝方であれば都合がつきやすいです。
会議に参加できるよう、Zoomの招待を頂ければ幸いです。
田中 花子
一度スケジュールを決めたけれど都合が悪くなったときに使えるリスケの例文です。海外チームとのやり取りでも、リスケは丁寧かつ率直に理由を伝え、代替日時を提案するのが鉄則です。
Dear Noah,
I am sorry to tell you but I am afraid I won't be able to make it then. Could we reschedule my appointment to next week since my health is not good?
I will let you know the date again after my health gets better.
Best Regards,
Hanako Tanaka
ノアさん
大変申し訳ないのですが、都合がつかなくなってしまいました。体調が悪いので、アポイントを翌週にリスケジュールしていただけませんでしょうか?
体調がよくなりましたら、改めて日付をご連絡させていただきます。
田中 花子
メールを送ったけど返信が来ないことはよくありますよね。
回答を督促する例文を紹介します。
Dear Olivia,
I am sorry for sending you e-mail again.
As I sent you an e-mail before, I would like to meet you in the next week to discuss about exhibition plan in the next year.
How is your schedule for 16th and 19th?
Your response is appreciated.
Best Regards,
Hanako Tanaka
オリビアさん
再度メールをしてしまい申し訳ございません。
以前にもメールをお送りしたのですが、来年の展示会に関してお話したく、翌週お会いできないかと思っています。
16日か19日はいかがですか?
お返事をお待ちしております。
田中 花子
次に紹介するのは、お礼の例文です。
日程調整をしてもらったとき、アポイントを受け入れてもらったときに使えます。
Hi Smith,
Thank you for your arrangement, we are looking forward to seeing you in the meeting.
Best Regards,
Hanako Tanaka
スミスさん
ご調整いただき誠にありがとうございます、会議でお会いできるのを楽しみにしております。
田中 花子
日程調整において、相手が提案した日時が自分にとって都合が悪い場合、その旨を伝える必要があります。
しかし、その伝え方によっては、相手に不快感を与えてしまうこともあります。そこで、英語での日程調整においては、丁寧な表現が求められます。
「Sorry, I have another appointment at that time.」や「I'm afraid I won't be able to make it then.」など、敬意をもって伝えるフレーズが良いでしょう。
また、「Is there any other day that works for you?」や「Would it be possible to reschedule for another day?」といったフレーズで、別の日程調整を提案することもできます。
ただし、相手が提案した日時が完全に都合が悪い場合には、「I'm sorry, but I'm not available at that time.」など、断ることを明確に伝えるフレーズを使うことも必要です。ただし、その際も敬意をもって伝えることが大切です。
日程調整は、コミュニケーションの重要な部分です。相手に敬意をもって伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができます。

今回はメールでのやりとりを想定してフレーズを紹介しました。
短文をいくつか紹介しましたが、これらを組み合わせていけば一つのまとまった英文が出来上がるはずです。
ただ、いちいち英文を打つのも面倒ですよね。そんなときには、日程調整ツールを使うとより便利になります。海外ではビジネスシーンでの日程調整リンクの活用が広く浸透しており、リンクによる効率化のメリットが肯定的に受け入れられています。
例えば、Calendly や YouCanBookMe といったサードパーティツールを使えば、自分で英語を書かなくても、スケジュール調整のメールを送ることも可能です。また最近では、外部ツールを使わずとも、Microsoft Outlookの標準機能「Scheduling Poll(スケジュール投票)」や、Googleカレンダーの「予約スケジュール(Appointment Schedule)」機能を使って、メール作成画面から手軽に日程調整ページを挿入・共有するケースも増えています。
ただし、日程調整ツールのURLを送る際はマナーに注意が必要です。いきなりリンクだけを送りつけると失礼に受け取られることがあります。米国の最新のマナーでも、「まずは相手の都合の良い日時を聞き、その上で自分の予約リンクも提示する」というハイブリッド提案が、日程調整の基本エチケット(First rule of scheduling etiquette)とされています。
日程調整ツールを使ってスケジュール調整する場合の例文も紹介しますので、参考にしてみてください。
Hi Technical Development Team,
I would like to invite you to the monthly meeting of the technical development team.
Could you please let me know your availability first?
Alternatively, to make scheduling easier, please feel free to choose a time from the link below:
[Link]
Best Regards,
Hanako Tanaka
技術開発チームの皆様
月次の技術開発ミーティングにご参加いただきたいです。
まずは御社のご都合をお聞かせいただけますでしょうか。
もしくは、調整をスムーズにするため、以下のリンクからご都合の良い時間をお選びいただくことも可能です。
[リンク]
田中 花子
国内の日程調整ツールでも、アプリ内表示言語の英語対応やデフォルト時刻設定の柔軟化など、国際化対応を進めているものが増えています。また、最近のツールは単なる日時決定だけでなく、複数人(3社間など)の複雑な調整や、CRM連携による顧客情報の自動入力、担当者の自動振り分け(ルーティング機能)など、高度な機能も備わっています。
日本語で設定をして、海外のゲストと日程調整をすることが可能ですので、国際化対応をしているJicooや、調整さんなどのツールを利用することもおすすめです。
国内外の最新ツールやマナーを押さえて、仕事の効率化と円滑なコミュニケーションにチャレンジしてみてください。
日本語でのビジネス日程調整メールのやりとりについて、コツやポイントを紹介していますので、こちらの記事もぜひご確認ください。
セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている日程調整ツールの導入がおすすめです。


