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Outlookの「Scheduling Poll」使い方講座 – Teams会議の日程調整をスマートに

2026年7月24日(金)
Jicoo(ジクー)
目次
  • 1. 前提条件
    • 2. Jicoo(ジクー)について

    社内外との会議調整で、候補日時を何度も出し直したり、メールやチャットで「その時間は難しいです」「別日なら可能です」と確認し続けたりしていないでしょうか。

    Microsoft 365環境でOutlookを使っているなら、こうした日程調整はScheduling Poll(スケジュール投票)で大幅に減らせます。Scheduling Pollは、従来アドインとして提供されていたFindTimeの後継機能です。Outlookから候補日時を提示し、参加者の投票結果をもとに会議を確定できます。

    この記事では、候補日時の作成、投票依頼、主催者カレンダーの仮押さえ、会議の自動または手動確定、社外参加者への案内までを、実務の流れに沿って解説します。営業、人事、採用、プロジェクト管理、カスタマーサクセス、役員秘書など、複数人との調整が多い方に向く機能です。

    前提条件

    Scheduling Pollを利用する際は、主催者の利用環境と、社内外の参加者で見える情報が異なることを理解しておく必要があります。

    • 主催者側の前提: Microsoft 365の法人向けアカウントとExchange Onlineメールボックスを持つOutlookユーザー
    • 主な対応クライアント: Outlook on the web、Outlook for Mac、Outlook for Microsoft 365 on Windows
    • **主な利用者: 社内外との会議調整が頻繁に発生する営業、人事、採用、プロジェクトマネージャー、役員秘書など

    ポールを作成する主催者には、法人向けMicrosoft 365環境が必要です。個人向けOutlook.comアカウントだけで、同じ前提で利用できる機能ではありません。情シスやヘルプデスクでは、利用者が新しいOutlook for WindowsとOutlook on the webのどちらを使うかも、あらかじめ確認しておくと切り分けがしやすくなります。

    一方、投票する参加者は必ずしもMicrosoft 365アカウントを持っている必要はありません。Gmailなどの外部メールアドレスにも、安全なWebリンクで投票を依頼できます。ただし、社外参加者の空き状況は主催者側から参照できないため、availability unknown**として扱われることがあります。社外調整では空き状況の自動提案に頼り切らず、回答しやすい数まで候補を絞ることが重要です。

    また、社外参加者が投票ページを開く際、組織の設定やポールのオプションによっては、メールで届く確認コードの入力やサインインを求められる場合があります。社外向けの案内には、認証が発生する可能性をあらかじめ書いておくと、問い合わせを減らせます。

    手順(PC)

    実務では、メールまたはカレンダーから候補日時を作成し、参加者に投票してもらい、条件に応じて会議を確定する流れになります。主催者がポールを作成する操作は、Outlook on the web、Mac、WindowsのOutlookを使うPC中心の運用が安定します。ここでは、利用頻度が高いメール起点の手順を説明します。

    1. 新規メールまたはカレンダーからScheduling Pollを起動する

    Outlookで新規メールを作成し、宛先に必須参加者、CCに任意参加者を入力します。その後、メッセージタブまたは挿入タブのスケジュール投票(Scheduling Poll / New Scheduling Poll)を選択します。

    新規メール作成画面の「スケジュール投票」ボタン

    Windows版Outlookでは、メール本文だけでなく、返信、新規メッセージ、カレンダーイベントの作成・編集といった複数の導線からScheduling Pollを使える場合があります。既存の予定をベースに候補を調整するなら、カレンダー起点のほうがスムーズです。

    使い分けの目安は次の通りです。

    • 初めて候補を送る場合: 新規メールから作成する
    • 件名や参加者が決まっている場合: カレンダーの会議作成・編集画面から作成する
    • 社外向けに説明を添えたい場合: メール起点で作成する

    2. 候補日時を選び、空き状況を確認する

    Scheduling Pollのパネルでは、参加者の空き状況をもとに候補日時が提示されます。社内メンバー同士であれば、Microsoft 365に紐づく予定表の情報を参照し、重複が少ない時間帯を選びやすくなります。

    候補を選択して「次へ」に進みます。候補が少なすぎると合意しにくく、多すぎると回答者の負担が増えます。社内外を含む調整では、2〜4日程、各日1〜2枠程度から始めると、回答率と調整のしやすさを両立しやすいでしょう。

    社外参加者の予定表は主催者から参照できません。また、組織内の相手でも、Outlookが空き状況を取得できないカレンダーでは候補の可否を判断できません。まず社内の必須参加者の空き状況を基準に候補を絞り、社外参加者には投票で都合を確認するのが基本です。

    3. 投票オプションを設定して送信する

    設定画面では、会議の確定方法やセキュリティに関するオプションを選択できます。特に押さえておきたい項目は以下です。

    • Schedule when attendees reach consensus: 必須参加者が全員賛成した候補をもとに会議を自動で確定します。複数候補が残る場合は、最も早い候補が選ばれます。任意参加者の設定も候補選定に影響するため、必須・任意の区分は正確に設定しましょう。
    • Hold selected times on my schedule: 選択した候補日時を、主催者の予定表に仮予定として入れます。会議の確定またはキャンセル後には不要な仮予定が解消されます。参加者全員の予定表を仮押さえする機能ではありません。
    • Add online meeting: 会議確定時にオンライン会議リンクを追加します。Teams会議を利用する場合は、投票から会議確定までを一連の流れにしやすくなります。
    • Require attendees to verify their identity: メール確認コードやサインインなど、参加者の本人確認を求めます。不正な投票への対策になりますが、社外参加者の操作負荷は上がります。
    • Lock poll for attendees: 参加者が新しい候補日時を提案できないようにします。候補を主催者側で厳密に管理したい場合に有効です。
    • **Notify me about poll updates: 投票状況の更新を主催者に通知します。回答期限が近い会議や重要会議で役立ちます。

    スケジュール投票のオプション設定画面(自動スケジュール、Teams会議の追加など)

    設定後に「メールに挿入」を選ぶと、メール本文に投票リンクが追加されます。必要な案内を添えて送信してください。社外参加者向けには、次のような文面を入れておくと親切です。

    「下記リンクから、ご都合のよい候補にご投票ください。環境や組織の設定によっては、メールで届く確認コードの入力、またはサインインを求められる場合があります。」

    オンライン会議プロバイダーによっても、確定方法は変わります。Teamsを利用する場合は、auto scheduleとmanual schedulingの両方を使いやすい構成です。一方、ZoomやWebexなどの第三者オンライン会議プロバイダーを利用する場合、Scheduling Pollで投票はできても、auto scheduleは利用できません**。ZoomやWebexを標準とする組織では、投票結果を確認してから主催者が手動で日時を確定し、会議リンクを追加する運用を標準化しましょう。

    手順(スマホ)

    外出先で急な調整が必要になることもありますが、主催者として候補を作成する作業はPCで行い、参加者としての投票・確認はスマホでも行う、という役割分担が無難です。Microsoftの案内は主にWeb、Mac、WindowsのOutlookを前提としているため、スマホで作成画面が表示されない場合も、ただちに不具合とは限りません。

    参加者は、受信メール内の投票リンクからスマートフォンで回答できます。また、カレンダー上に表示されるHOLDから投票できる場合もあります。投票依頼メールを見落とした参加者にも、受信箱だけでなくカレンダーから確認できることを伝えると、回答待ちを減らせます。

    社内展開時には、次のようなルールにすると定着しやすくなります。

    • 主催者: PCのOutlookから候補を作成する
    • 参加者: PC、スマホ、メールまたはカレンダー上のHOLDから投票・確認する
    • 社外参加者: 必要に応じて確認コードの入力またはサインインを行って投票する
    • ヘルプデスク: 作成操作に関する相談では、Outlookクライアントの種類と組織設定も確認する

    よくある失敗と対処

    Q1. 社外の人が「投票画面に入れない」と言っている

    **A. まずは「機能が使えない」と決めつけず、認証要件と組織設定を確認します。

    ひとつは、本人確認コードまたはサインインが必要なケースです。Require attendees to verify their identityが有効な場合などは、投票リンクを開いた後に確認コードの入力やサインインを求められることがあります。確認コードが迷惑メールフォルダに届いていないかも確認してもらいましょう。

    もうひとつは、参加者の操作がロックされているケースです。Lock poll for attendees**が有効な場合、参加者は提示済みの候補には投票できますが、新しい候補を追加できません。「候補を追加できない」という問い合わせでは、この設定を確認してください。

    重要な取引先や役員を含む会議では、本番前に社外メールアドレスへテスト送信し、投票ページの表示と認証の流れを確認しておくと安心です。

    Q2. 投票を待っている間に、他の予定が入ってしまった

    A. 主催者の予定表を守るには、Hold selected times on my scheduleを有効にします。候補日時が主催者のカレンダーに仮予定として入るため、会議が確定またはキャンセルされるまで枠を確保しやすくなります。

    ただし、仮押さえの対象は主催者のカレンダーです。参加者全員の予定表を強制的にブロックするものではありません。役員アポ、採用面談、顧客商談のように候補が長く宙に浮きやすい会議で特に有効です。

    候補数を増やしすぎないことも大切です。候補が多いほど投票期間中に別予定が入りやすくなり、最終的な再調整につながることがあります。

    Q3. 全員の希望が完全に一致しなかった場合はどうなる?

    A. 自動確定で中心となるのは、まず必須参加者です。必須参加者が全員賛成できる候補があれば、自動確定の対象になります。複数の候補が残った場合は、最も早い候補が選ばれます。

    そのため、「参加者全員の希望が完全に一致しないと自動確定されない」という理解は正確ではありません。会議への出席が必須の人と、出席できれば望ましい人を適切に分けることが、自動確定を有効に使うポイントです。

    必須参加者の合意が取れない場合や、自動確定を使わない場合は、主催者がOrganizer dashboardで投票状況を確認し、候補を選んで手動で会議を確定します。

    Q4. ZoomやWebexでも自動確定まで使える?

    A. ZoomやWebexなどの第三者オンライン会議プロバイダーを使う場合、Scheduling Pollで投票はできますが、自動確定は利用できません。投票結果を確認した後、主催者が日時を手動で確定し、会議リンクを追加する流れになります。

    Teams会議では、投票、合意判定、会議確定、オンライン会議リンクの追加までをつなげやすくなります。社内標準がTeamsの組織では自動確定を活用し、ZoomやWebexが標準の組織では手動確定を前提にする、と運用を分けると混乱を防げます。

    運用を安定させるには

    チャットで候補日時を投げかけ、参加者が「この日はOK」「この時間は難しい」と返信を重ねる運用は、人数が増えるほど確認漏れや調整ミスにつながります。Scheduling Pollを使えば、候補提示、回答回収、確定の手順を標準化できます。

    安定運用のためには、次のルールをチーム内で共有しておくと効果的です。

    • 自動確定を使う会議では、必須参加者と任意参加者を正しく分ける
    • 候補が長く残りそうな会議では、主催者カレンダーの仮押さえを有効にする
    • 社外向けメールには、認証コードやサインインが必要になる可能性を明記する
    • 参加者に候補追加をさせたくない場合は、Lock poll for attendeesを使う
    • TeamsとZoom/Webexでは、自動確定の可否に応じて確定フローを分ける
    • 送信後は、Organizer dashboardで投票状況とポールの状態を確認する

    Organizer dashboardでは、ポールをOpen、Completed、Canceled、Expired、Deletedの状態で管理できます。重要会議では、送信後にダッシュボードを確認し、未回答者へのリマインド、期限切れ、削除済みポールの見落としを防ぎましょう。

    ポールは90日を超えるとDashboard上で**Expiredとして扱われます。長期案件で古いポールを使い回すと、どの候補が最新なのか分かりにくくなります。2〜3か月をまたぐ案件では、古いポールを再利用せず、新しい候補で作り直す運用が安全です。

    Openのポールでは、件名、場所、候補日時などを編集できます。ただし、会議時間の長さを延ばす変更は、すでに行われた投票の前提を変え、投票結果の信頼性を下げる可能性があります。候補を大きく変更する必要がある場合は、既存ポールを編集し続けるより、新しいポールを作成して再案内するほうが分かりやすいでしょう。

    セキュリティ面では、Require attendees to verify their identity**を有効にすると本人確認を強化できます。一方で、外部参加者の回答負荷は上がり、組織のテナント設定やポリシーも操作体験に影響します。すべての会議で常時オンにするのではなく、役員会、監査、機密性の高い商談など、重要度の高い会議に限定する使い分けが現実的です。

    Outlookの標準機能では対応しきれない複雑な要件、たとえば複数担当者への自動割当、回答内容に応じたフォーム分岐、商談ルーティング、予約ページの公開などが必要になった場合は、専用の日程調整ツールを検討する段階です。標準機能で十分な会議と、専用ツールを使う業務を切り分けることで、組織全体の調整コストを抑えられます。

    まとめ

    OutlookのScheduling Pollは、Microsoft 365環境で候補日時の提示、投票回収、会議確定を標準化できる日程調整機能です。FindTimeの後継として、社内会議だけでなく社外を含む調整にも活用できます。

    特に押さえておきたいポイントは、次の通りです。

    • 主催者にはMicrosoft 365の法人向けアカウントとExchange Onlineメールボックスが必要
    • 主催者による作成は、Outlook on the web、Mac、WindowsのOutlookを使うPC中心で案内する
    • 参加者はメールだけでなく、カレンダー上のHOLDから投票できる場合がある
    • 社外参加者はMicrosoft 365アカウントがなくても投票できるが、認証コードやサインインを求められる場合がある
    • 社外参加者の空き状況は主催者から参照できず、availability unknownとなることがある
    • 自動確定は必須参加者の合意を中心に行われ、複数候補が残る場合は最も早い候補が選ばれる
    • 仮押さえは主催者の予定表を保護する機能であり、全参加者を強制ブロックするものではない
    • Teamsでは自動確定まで使いやすい一方、ZoomやWebexでは手動確定を前提にする
    • Organizer dashboardで状態を管理し、90日を超えてExpiredとなったポールは作り直す
    • 候補時間を大きく変更する場合は、既存投票の信頼性を考慮して新しいポールを作成する

    まずは次回の社内ミーティングや1対1面談の調整で、Outlookからスケジュール投票を送ってみてください。メール往復に費やしていた時間を減らし、会議そのものの準備に集中しやすくなります。

    より広範なカレンダー運用や、outlookを中心とした業務効率化について知りたい方は、schedulingのベストプラクティスも併せて確認し、チームの働き方をアップデートしていきましょう。

    Jicoo(ジクー)について

    セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている日程調整ツールの導入がおすすめです。

    チームで使える日程調整ツール「Jicoo」とは?

    Jicoo(ジクー)はGoogleカレンダー、Outlook、iCloudカレンダー等と接続して予定の空き状況をリアルタイムに取得!ダブルブッキングを確実に防ぎ日程調整を自動化。 またチーム内での担当者割当やWeb会議のURL発行、キャンセルやゲストへのリマインド対応などの予約管理まで、個人と法人のミーティング業務を自動化し、チームを効率化する予約プラットフォームです。
    カレンダーと接続して予約ページ作成
    カレンダーと接続して予約ページ作成
    GoogleカレンダーやOutlookなど利用中のカレンダーサービスと接続するだけで予約ページを作成。
    空き状況をリアルタイムに表示
    空き状況をリアルタイムに表示
    カレンダーの予定を確認し、予約可能な日程を自動で表示します。メールやチャット等で作成した予約ページのURLを共有して、日時を予約してもらいましょう。
    Web会議のURLも自動で発行
    Web会議のURLも自動で発行
    ゲストが都合の良い日時を選択すると予約完了。あなたのカレンダーに予定が自動で入りWeb会議のURLも自動で発行されます。
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