みなさんは自分のお気に入りのフォントはありますか。
Outlookを開くたびに、毎回フォントを変更して使っている人がいるかもしれません。
デフォルトとして設定すれば、今まで以上に効率的にOutlookを使用することができます。また、最近では「新しいOutlook」への移行や標準フォントの変更など、メール環境のアップデートも進んでいます。企業向けの「新しいOutlook」への完全移行(Opt-outフェーズ)は2027年3月まで延期され、従来のデスクトップ版も少なくとも2029年までサポート継続が発表されました。移行の準備期間に余裕が生まれた今、ビジネスで利用するべきフォントや環境設定をあらためて見直すのに良いタイミングです。
ビジネスメールでよく使われるおすすめのフォントやサイズ、さらに最新の環境に合わせた設定方法をご紹介します。
メールの作業をさらに効率化できる機能も説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Outlookのデフォルトのフォントを設定する方法を説明します。現在、Windows環境では「新しいOutlook(New Outlook)」への移行が段階的に進んでおり、ご利用のバージョンによって設定手順が異なります。
新しいOutlookでは、「ファイル」タブではなく、設定画面からアクセスします。
従来バージョンのOutlookアプリを開き、画面左上の「ファイル」タブを選択します。
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次に画面左下の、「オプション」を選択します。
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「メール」カテゴリーの中から、「ひな形およびフォント」を選択します。
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「ひな形」タブを選択します。次に「新しいメッセージ」もしくは「返信/転送メッセージ」の下にある、「文字書式」を選択します。
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「フォント」タブの「日本語用のフォント」の項目のプルダウンを押下し、好きなフォントを選択します。
また、このときフォントのサイズ・色・スタイル等を設定することもできます。
一度に設定してしまえば楽なので、フォントを選択する段階でさまざまな書式を設定してしまうほうがよいでしょう。
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次に「英数字用のフォント」プルダウンを押下し、好きなフォントを選択します。
このとき、日本語と同じフォントがよければ「日本語用と同じフォント」を選択してください。最後に「OK」を押下したら設定は完了です。
メールはPCで見るか、携帯で見るかなど、媒体によって表示される文章の見え方は変わってきます。
受信する側のメールソフトの設定によって同じように表示されるとは限りませんが、読みやすいフォントやサイズの目安を活用すれば、表示が少し違ったとしても読みやすさを確保できるでしょう。
メールにおすすめのフォントを3つ紹介します。
1つ目は、「BIZ UDPゴシック」です。ユニバーサルデザイン(UD)フォントとして設計されており、視認性と可読性に非常に優れています。誤読を防ぎやすく、近年のモダンなビジネス環境で強く推奨されているフォントです。
2つ目は、「Meiryo UI」です。「Meiryo UI」も視認性が良好です。太字の対応もしっかりしているため、単語などを強調するときにも便利です。(かつて定番だったMSPゴシックは、現在の高解像度ディスプレイでは少し古く見えやすいため、モダンなフォントへの移行がおすすめです。)
3つ目は「游ゴシック」です。文字間にゆとりがある設計になっているため、定番としてよく使われます。ただし、環境によっては線が細く見える場合があるため、状況に応じて太字設定などを活用しましょう。
【補足】新標準フォント「Aptos」について
Microsoftは2023年より、Office製品全体の標準フォントを従来の「Calibri」から新開発のサンセリフ体「Aptos」に変更しました。現在、数億人のユーザー環境で既定フォントとして表示されており、海外でも視認性が高いと評価されています。日本語の本文にはBIZ UDPゴシックなどを設定し、英数字用フォントとしてこのAptosを組み合わせるのも良いでしょう。
既定サイズだと10〜11ptが設定されていることが多いでしょう。
ただし、どんな年代の人にも見えやすく、アクセシビリティ(読みやすさの基準)に配慮するためには11ptから12ptが適切です。欧米のビジネスメール基準(Accessibility Standards)でも、12pt以上の文字サイズを使用することが強く推奨される傾向にあります。
若い世代の方はスマホなどで10pt以下の小さな文字に慣れているかもしれませんが、上司や50・60代の取引先の方にも読みやすい11〜12pt以上のフォントサイズにしたほうが、すべての人にとって親切な文章になります。
また、行間を開ける、1文を短くするなど、フォントサイズに合わせて注意すればさらに読みやすくなるでしょう。
Outlookにはデフォルトのフォントとして登録されていても、他のメールソフトには登録されていない可能性があります。
例えば、Gmailなどの他社メールサービスではサポートするフォントが限定されており、ネイティブ対応していない独自フォント(「HGP創英角ポップ体」など)を指定して送信しても、受信側では自動的にシステム標準の代替フォントに置き換わって(フォールバックして)しまいます。
これにより、フォントで伝えたかった雰囲気が伝わらなくなったり、レイアウトが崩れたりすることがあります。できる限り汎用的な定番のフォント(メイリオやArialなど)を使って、相手にも同じように表示されるように心がけましょう。
現在は、iOSおよびAndroid版のスマートフォンアプリ版Outlookでも、フォントの種類・サイズ・色の変更(フォントピッカー機能)が標準で利用可能です。
これにより、外出先からスマートフォンで返信する際にも、PC版と同じフォント設定を維持できるため、相手に「スマホから急いで返した」というラフな印象を与えず、プロフェッショナルなトーンを保つことができます。もしアプリで設定項目が見当たらない場合は、アプリを最新版にアップデートして確認してみてください。
デフォルトのフォントを設定したはずなのに、使ってみると設定どおりになっていないということはありませんか。
その場合は、書式の設定が「テキスト形式」になっている可能性があります。
「テキスト形式」は容量が小さいため文章のみのメールを送るときはとても有効です。しかし、文字のフォントを変更したり、文字を装飾したりすることができません。画像の挿入や色付けも不可能です。
お気に入りのフォントを使うには、書式設定を「HTML形式」に変更してください。
デフォルトのフォントを設定して、効率よく仕事を進めたい方におすすめの機能が、「クイックパーツ(定型文の登録)」です。
長い文章も、少しの文字を打っただけで挿入できるという優秀な機能です。なお、「新しいOutlook」では一時的に非搭載となっていましたが、2026年3月末にかけて全ユーザー向けに機能の実装・復活が進んでおり、最新環境でも再び定型文による効率化が可能になります。とても簡単にできるので、スキマ時間にぜひ試してみてください。
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まずは、仮で新規のメールを作成し、定型文に登録したい文章を入力します。
次に、その定型文を選択した状態で、「挿入」タブの画面右上の3つの点を押します。すると、機能の一覧が表示されます。
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一覧の中から「クイックパーツ」を選択し、その後「選択範囲をクイックパーツギャラリーに保存」を押します。
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上記の画面が出てきたら「OK」を押して完了です。
上記の場合だと、「いつもお世話」とメールに入力するだけで、先ほど選択した文章が変換候補にあがってくるようになります。
この文言は自由に変更することができます。そのため「挨拶」や「自己紹介」など自分が判断しやすいワードにすることでさらに効率も上がること間違いなしです。
今回は、Outlookのデフォルトのフォント設定を行う方法をご紹介しました。
「新しいOutlook」への移行は段階的に進んでおり、企業向けの完全切替は2027年3月まで移行期間が延長されました。従来版との間で設定メニューの場所が異なる点や、テキスト形式になっているとフォントの変更ができない点などに注意してください。また、現在ではモバイルアプリからも標準機能としてフォント設定が可能になったため、外出先でもPCと同様のプロフェッショナルなメールが作成できます。
フォントの種類やサイズに関しては、BIZ UDPゴシックの活用や、欧米のアクセシビリティ基準でも推奨される12pt程度へのサイズアップなど、誰もが読みやすい設定を選ぶことが非常に重要です。
フォント設定とともに、Outlookの「クイックパーツ」などの便利な機能も活用し、メール作成にかける時間を短縮して日々の業務効率をアップさせていきましょう。
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