メンバーの予定を毎回自分のカレンダーに書き写すのは手間がかかります。外出先のスマホでも仕事の予定を確認できれば、移動中や会議前の確認もスムーズです。
Googleカレンダーを適切に共有・連携すると、PC、スマホ、別アカウント、チームメンバー間で同じ予定を確認できます。ただし、「共有」「Googleアカウント間の同期」「ICSによる購読」「外部SaaSとの連携」はそれぞれ別の仕組みです。権限、反映速度、編集の可否、予定データの扱いは方式によって異なります。
この記事では、次の内容を解説します。
内容は2026年10月4日時点の仕様に基づきます。段階的に展開中の機能や今後提供予定の機能は、その時点で利用できる機能と区別して記載しています。共有カレンダーの所有権、Google Meetや外部会議URLの扱い、Outlookとの連携、AIによる日程調整、外部SaaSの認証など、業務利用で押さえておきたい注意点もあわせて確認しましょう。
ここで扱うのは、予定を別のカレンダーへ複製する「同期」ではありません。同じカレンダーを別のアカウントから閲覧・編集できるようにする共有設定です。
共有方法は、大きく次の2種類に分けられます。
社内メンバーや家族など、相手を限定したい場合は特定ユーザーへの共有を使います。店舗の営業日やイベント予定などを広く案内したい場合は、一般公開を検討します。
なお、Googleカレンダーには「URLを知っている人だけ」に限定する独立した公開方式はありません。共有可能なリンクや公開用URLは、カレンダーに設定したアクセス権を反映するだけです。URLを秘密にすることをアクセス制御の代わりにしないでください。
特定の相手にだけカレンダーを共有する設定です。秘書が上司の予定を確認する、チームで空き時間を確認する、仕事用アカウントの予定を自分の別アカウントから見る、といった場面で役立ちます。
共有相手には通知メールが届きます。相手がメールの案内からカレンダーを追加すると、その相手のGoogleカレンダーに共有カレンダーが表示されます。
共有相手ごとに、閲覧・編集できる範囲を設定できます。付与する権限は必要最小限にとどめましょう。
| 権限 | できること |
| 予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示) | 予定の有無や空き時間を確認できる |
| 予定の表示(すべての予定の詳細) | 非公開以外の予定名・場所・説明などを確認できる |
| 予定の変更(非公開予定は時間枠のみ) | 通常の予定を作成・編集・削除できる。非公開予定は詳細を見られず、編集もできない |
| 予定の変更およびすべての予定の詳細表示 | 非公開予定を含めて閲覧・編集できる |
| 変更および共有の管理権限 | 予定の編集に加え、共有設定の変更やカレンダーの削除ができる |
予定の変更(非公開予定は時間枠のみ)は、秘書やアシスタントに日常の予定管理を任せつつ、人事・報酬・通院などの非公開予定は詳細を見せたくない場合に向いています。非公開予定も含めて代理で編集してもらう必要がある場合は、予定の変更およびすべての予定の詳細表示を選びます。
組織の人物情報をもとに、ゲスト一覧に予定調整担当者を示すアイコンが表示されることがあります。ただし、この表示はカレンダーの共有権限とは別の情報です。アイコンが付いている担当者に、予定の閲覧・編集権限があるとは限りません。秘書の交代や組織変更の際は、人物情報とカレンダーの共有設定をそれぞれ見直してください。
Googleカレンダーでは、予定ごとに色を設定して見た目で整理できます。共有カレンダーを重ねて表示する場合は、カレンダーごと・用途ごとに色のルールを決めておくと確認しやすくなります。
ただし、ラベル名や予定名に機密性の高いプロジェクト名、顧客名、個人的なメモを入れるのは避けましょう。閲覧・編集権限を持つユーザーに、意図しない情報が伝わるおそれがあります。また、色そのものに文字情報はなくても、「この色は採用面接」のように割り当てルールが知られていれば、色から予定の用途を推測される場合があります。
Googleカレンダーと同期できる外部のカレンダーアプリには、予定名をもとに色を自動で割り当てる機能を備えたものもあります。これはGoogleカレンダーの標準機能ではありません。このような自動分類は予定名を入力データとして使うため、利用する前に、対応する端末・OS、処理が端末内で行われるのかクラウドで行われるのか、分類結果がどこまで共有されるのかを確認してください。
会社やチームでセカンダリカレンダーを作成・共有している場合は、カレンダーの所有者を管理する必要があります。
個人のGoogleアカウントでは、2026年4月27日から、所有者アカウントを削除するとそのアカウントが所有するセカンダリカレンダーも恒久的に削除されるようになりました。個人以外のGoogle Workspaceアカウントでも、2026年10月5日から同じ変更が段階的に展開される予定です(2026年10月4日時点)。展開のタイミングにかかわらず、退職者や異動者のアカウントを削除する前に、カレンダー所有権の移管を済ませておきましょう。
店舗の営業カレンダーやイベント予定表など、広く公開したいカレンダーは一般公開できます。ただし、一般公開したカレンダーはインターネット上の誰でも閲覧できる可能性があります。社内会議、顧客名、商談内容、個人情報を含む予定は公開しないでください。
一般公開では、予定の有無だけを公開するか、予定名や詳細まで公開するかを選べます。公開用リンクを案内する前にも、公開範囲に問題がないか確認しましょう。
他の人のカレンダーを自分のGoogleカレンダーに表示するには、相手から共有してもらうか、自分からアクセス権をリクエストします。
アクセス権がない場合は、アクセス権をリクエストできます。相手が承認して適切な権限を設定すると、自分のカレンダーに予定が表示されます。
海外のメンバーやクライアントと調整する場合は、予定の作成時にタイムゾーンを指定します。PSTのような固定の略称を手入力すると夏時間でずれるおそれがあるため、Tokyo、New York、Londonなどの都市名・地域名で設定するのが安全です。
夏時間がある地域とは、季節によって時差が変わります。説明欄に換算した時刻を書く場合は、固定の時差で計算せず、開催日を基準に換算し、日付も含めて記載しましょう。たとえば2026年10月20日(火)09:00(Asia/Tokyo)は、ロサンゼルスでは夏時間中のため10月19日(月)17:00(America/Los_Angeles)です。一方、夏時間が終わる11月以降は、同じ東京09:00がロサンゼルスでは前日16:00になります。
世界時計やサブタイムゾーン表示も役立ちます。Web版Googleカレンダーでは、表示できるタイムゾーンが最大3つに広がり、メイン・サブ・3つ目のタイムゾーンを日表示・週表示と「Find a Time」に並べ、それぞれにラベルを付けられるようになります。東京・米国東部・欧州のように3拠点の予定を調整する秘書や営業担当には便利な機能です。ただし、2026年10月4日時点では段階的な展開中です。Rapid Releaseのドメインでは10月13日までに、Scheduled Releaseのドメインでは10月後半に展開が始まる予定です。3つ目の表示枠が見当たらない場合は、まだ展開されていない可能性があります。
複数人の会議を調整する場合、Googleカレンダーの候補時間の提案や、GmailのHelp me scheduleを利用できる環境なら、参加者の空き時間や勤務時間をもとに候補を作成できます。
Help me scheduleは、対象のGoogle WorkspaceまたはGoogle AIプランで利用できます。2026年9月時点では、PC版Gmailで候補日時を作成でき、1回の提案に最大20人を追加でき、初期状態では4つの候補が提示されます。表示されない場合は、契約プラン、管理者設定、スマート機能の設定を確認してください。
2026年9月9日には、GeminiがWorkspaceの複数のアプリをまたいで、空き時間の検索、会議の設定、予定の重複の解消などを行うエージェント機能の展開も告知されました。Google ChatのAsk Gemini in Chatでも、Workspace内の情報検索、会議設定、タスク・イベント管理を行える機能が順次提供されています。告知の時点では、Chatでの提供は今後数週間のうちとされていました。
これらはGmailのHelp me scheduleとは別の機能で、提供段階も異なります。2026年9月時点の案内では、Chatでの利用には対象プラン、Gemini in Workspace in Chat、Workspace Intelligence、スマート機能などの条件があり、Googleアカウントの言語が英語のユーザーが対象でした。日本語のアカウントで利用できるとは限りません。機能名だけで判断せず、次の点を機能ごとに確認しましょう。
AI連携では、名称にかかわらず、次の4種類の操作を分けて確認することが大切です。
たとえばAIノートアプリの連携には、Googleカレンダーの予定をアプリ内にそのまま表示するのではなく、日次ノートへ取り込んで集計したり、自然言語の指示から新しい予定を作成したりする方式があります。既存予定の更新・削除には対応していない場合もあるため、連携前に操作範囲を確認しましょう。AIに書き込みを許可する場合は、実行前に対象カレンダー・日時・タイトルを確認できること、実行ログ、取り消し方法、退職・異動時のトークン失効手順を要件に含めておくと安心です。
採用や営業で日程調整ツールを導入する場合は、空き時間の検索だけでなく、非公開予定を「予定あり」として扱えるか、会議室の予約、Web会議URLの発行、候補者への案内、確定した予定の登録、異動・退職者の除外まで確認してください。Googleカレンダーと連携できる日程調整ツールとしては、Jicooなどがあります。
目的・参加者・アクセス範囲が同じ会議は、Googleカレンダーの繰り返し予定として管理します。参加者や機密レベルが変わる場合は、新しい予定と新しいGoogle Meetリンクに分け、録画、文字起こし、会議メモの共有権限も確認してください。
Meetの録画、文字起こし、AI会議メモなどの成果物は、主催者のマイドライブにあるGoogle Meetフォルダへ整理されます。従来のMeet Recordingsフォルダは、移行時にLegacy Meet Recordingsへ名称が変わり、移行期間中は新旧のフォルダが一時的に併存する場合があります。Drive APIやRPAを使っている場合は、フォルダ名だけでなくフォルダIDなども確認してください。
組織の設定によっては、録画、文字起こし、AIメモを開始する前に参加者の同意が求められます。会議招待の説明欄に録画・文字起こし・AIメモの利用目的を書き、同意しない参加者がいる場合の対応も決めておくとよいでしょう。
AIによる自動会議メモ(Take notes for me)については、参加者が3人以上の会議でだけ自動で有効にする設定が、管理者向け・利用者向けに追加されました。2026年9月29日から段階的に反映されています。管理者側の既定値は、Business Standard/Business Plusではオン、Enterpriseなど対象となるその他のエディションではオフです。社外の参加者を含む定例会議の主催者は、管理者の設定と自分のMeet設定の両方を確認し、意図しないタイミングでAIメモが始まらないようにしておきましょう。
ハイブリッド勤務では、会議場所の情報も整えておくと便利です。2026年9月16日の告知により、Google Meetのホーム画面に表示される直近の会議カードに会議室や住所が表示され、Googleカレンダーで設定した勤務場所(Working Location)をもとに近い会議室が優先して表示されるようになりました。予定の同期方式が変わったわけではありません。正しく表示させるには、予定の場所欄に加えて、管理者が登録する建物・会議室の情報と、各自の勤務場所設定を整えておく必要があります。
繰り返し予定では、特定の回だけ公開範囲を「非公開」に変更することはできません。公開範囲の変更はシリーズ全体に適用されます。特定の回だけ機密性を高めたい場合は、その回をシリーズから外し、別の単発予定として作成してください。
Googleカレンダーでは、Teams、Zoom、Cisco Webexの会議URLを含む招待の参加導線も改善されています。Googleカレンダーから送る対応会議の招待では、会議URLが場所欄にも挿入され、OutlookやApple Calendarで参加リンクとして認識されやすくなります。反対に、外部システムから届く招待では、説明欄や場所欄からURL、会議ID、PINを抽出し、Web・Android・iOSで参加ボタンとして表示します。
ただし、すべての独自会議サービスが対象とは限りません。Teams、Zoom、Webex以外を利用する場合や、APIやSaaSが場所欄を住所で上書きする場合は、場所欄と説明欄の両方で参加導線をテストし、説明欄の元のURLは削除しないでおくと安全です。
これとは別に、2026年10月1日には、対象のAndroid(AOSP)ベースの会議室端末で、Google MeetとMicrosoft Teamsの会議に相互に参加できる機能が一般提供になりました。これは会議室端末向けの相互接続機能で、カレンダーがTeamsなどの会議URLを参加ボタンとして扱う機能とは異なります。会議室端末を運用している組織では、端末の対応状況と管理者設定を確認し、テスト参加しておくと安心です。
また、主催者または代理編集者は、予定ごとにGet an email when guests respondをオフにして、出欠回答(RSVP)メールや不在通知の自動返信を止められます。大規模な全社会議では受信トレイの負担を減らせますが、外部カレンダー利用者の出欠状況は主催者のGoogleカレンダーに表示されなくなります。Outlook利用者を含む会議で出欠を集計する場合は、オフにしないでください。繰り返し予定では、この設定は特定の回ではなくシリーズ全体に適用されます。
PCで作成したGoogleカレンダーの予定は、スマホのGoogleカレンダーアプリでも確認できます。同じGoogleアカウントでアプリにログインしていれば、通常は予定の追加・変更が短時間で反映されます。
ただし、公開iCal/ICS URLを購読しているカレンダーは読み取り専用で、更新のタイミングは購読する側のアプリに依存します。外部SaaSも、即時同期、定期同期、接続後に作成した予定だけを対象にする方式など、サービスによって異なります。
Androidでは、端末に登録済みのGoogleアカウントの予定が表示されます。iPhoneでは、アプリの案内に従ってGoogleアカウントにログインしてください。
Googleカレンダーは、Slack、日程調整ツール、CRM、予約管理、日報、議事録・録音SaaSなどと連携できます。SlackのGoogle Calendarアプリでは、会議前のリマインダー、当日の予定の通知、会議中のステータス変更などが使えます。Googleカレンダーの予約スケジュールや日程調整ツールを使えば、空き枠を公開して社外の相手に予約してもらう運用もできます。
日程調整ツールの中には、空き時間の公開だけでなく、調整、招待、会議への参加、録画、文字起こし、要約、タスク化、フォローアップ、CRMへの履歴保存まで扱うものもあります。会議への自動参加や録音を有効にする前に、日本語対応、録音の同意、社外参加者への通知、保存先、保持期間、プランごとの利用範囲を確認してください。
フォームと日程調整を組み合わせる連携では、予約の確定と顧客情報の同期が別の機能になっている場合があります。フォームの回答者が予約しなかった場合でも、回答者の情報が連絡先リストやCRMへ登録される設定があるためです。営業や採用の問い合わせフォームにつなぐ場合は、確定した予定の保存先だけでなく、予約していない回答者の情報がどこへ流れるかも確認しましょう。
「読み取り専用」の連携でも、データの扱いは確認が必要です。たとえば日報ツールには、Googleカレンダーの予定を日報本文に挿入する連携があります。カレンダーへの書き込みは行いませんが、挿入した時刻や件名は日報の文章として残り、連携を解除しても消えない場合があります。OAuthの権限が読み取り専用かどうかに加えて、読み取った予定が誰の見られる文書に転記されるかを確認してください。
「双方向同期」と案内されていても、すべての項目・操作が両方向に反映されるとは限りません。サービスによっては、新しい予定の作成元をSaaS側に限定し、Googleカレンダー側からは日時の変更と削除だけを反映する場合があります。また、接続前に作成した予定は自動で同期されず、タイトルの変更などをきっかけに同期を始める実装もあります。
| 確認項目 | 具体的な確認内容 |
| 作成 | どちらのサービスから予定を作成できるか |
| 更新 | タイトル、日時、参加者、場所、説明、メモのどこまで反映されるか |
| 削除 | 片方で削除した場合、もう片方も削除されるか |
| 既存予定 | 連携開始前の予定を取得するか、変更をきっかけに同期するか |
| 非公開予定 | 詳細を取得せず「予定あり」だけで重複を判定できるか |
| 連携方向 | スタッフごとに一方向・双方向を選べるか |
| 正本 | GoogleカレンダーとSaaSのどちらを正本として扱うか |
| 転記先 | 読み取った予定の時刻・件名がどの文書やレコードに書き込まれ、誰が閲覧でき、連携解除後も残るか |
| 未予約者の情報 | フォーム回答者など、予約に至らなかった人の情報も連絡先リストやCRMへ登録されるか |
| 認証・監査 | OAuth権限、再認可、実行ログ、連携解除後のデータをどう管理するか |
国内の予約管理SaaSには、スタッフごとにGoogleカレンダーとの一方向連携と双方向連携を選べるものがあります。予約管理SaaSを正本とするスタッフと、Googleカレンダーを正本とするスタッフが混在する組織では、全員を一律に双方向連携させるのではなく、職種、雇用形態、個人情報の扱いに応じて連携方向を分けるのが現実的です。個人のGoogleアカウントを業務システムへ接続してよいかも、社内ルールで確認しましょう。
CRMなどで「顧客画面から会議を確認できる」と案内されていても、編集しようとするとGoogleカレンダーへ移動するだけの閲覧型の統合である場合があります。閲覧型の統合と双方向の編集を混同しないことが大切です。
議事録・録音SaaSでは、カレンダーのタイトル、時間、出席者、場所、アジェンダを読み取り、録音ファイル名や会議の照合に使うことがあります。連携がユーザー単位ではなくワークスペース単位のサービスもあるため、個人用・会社用のどちらに接続したかを確認してください。予定タイトルに顧客名や個人情報を含めてよいか、連携解除後に録音名や成果物がどう残るか、同じ時刻に複数の予定がある場合や連続会議で照合が正しく行われるかも、事前に検証しましょう。
外部カレンダーをICS形式で購読する場合は、基本的に一方向の参照で、リアルタイム同期ではありません。更新の反映に数時間以上かかることがあり、Googleカレンダーには購読中のICSを任意のタイミングで強制更新する公式機能も、更新間隔の保証もありません。祝日やイベント日程には便利ですが、商談、面接、社外会議のように直前の変更が起こりやすい予定では、招待メール、チャット、公式API連携なども併用してください。
スマホのGoogleカレンダーには、端末またはアプリに登録されているGoogleアカウントの予定が表示されます。プライベート用のスマホで仕事用アカウントの予定も確認したい場合は、仕事用アカウントを追加するか、PCで共有設定を行ったうえでアプリに表示させます。
追加後は、アプリ左上のメニューから表示するアカウントやカレンダーを選べます。私物端末(BYOD)の場合は、会社のGoogle Workspaceアカウントを端末に追加してよいか、社内規程やMDMの制限も確認してください。
他の人が管理しているカレンダーをスマホで見たい場合、スマホアプリだけでは共有リクエストや権限設定を完結できないことがあります。まずPCのWeb版Googleカレンダーで、共有設定またはアクセス権のリクエストを行ってください。PCで共有カレンダーを追加すれば、同じGoogleアカウントでログインしているスマホアプリにも反映されます。
iPhoneでは、Googleカレンダーアプリ以外のカレンダーアプリでGoogleの予定を見る方法もあります。その場合、まずiOS標準のカレンダーにGoogleアカウントを追加し、他のアプリはそこから予定を読み込む方式が一般的です。この方式で表示されるのは、そのGoogleアカウントで閲覧できる予定だけです。
また、チャットアプリなどに備わっている「共有カレンダー」は、トークルームの参加者同士で予定を見るための別の仕組みです。スマホで他の人の予定が見えていても、相手のGoogleカレンダーが共有されているとは限りません。Googleカレンダーの予定を誰が見られるかは、Googleカレンダー側の共有設定で確認してください。
身に覚えのない予定は、同期の不具合ではなく、迷惑なカレンダー招待の可能性があります。予定を削除するだけでなく、送信者と招待元を確認してください。
Googleアカウントから迷惑な招待が繰り返し届く場合は、Googleカレンダーで送信者をブロックできます。ブロックすると現在の予定が削除され、その相手から新しいカレンダー招待を受け取らなくなります。Googleアカウント全体のブロックリストにも追加されるため、取引先などを誤ってブロックしないよう注意してください。Googleカレンダーを使っていない送信者には、Gmail側でブロックして対処します。
インターネット接続が不安定だと、カレンダーの同期が止まることがあります。Wi-Fiやモバイル通信の状態を確認し、必要に応じて接続を切り替えてください。
PCのWeb版Googleカレンダーでは、ブラウザを再読み込みします。スマホアプリでは、左上のメニューから更新をタップしてください。
予定自体は同期されていても、アプリ上でカレンダーが非表示になっていることがあります。左上のメニューを開き、表示したいアカウントやカレンダーにチェックが入っているか確認してください。
会社や学校が管理するGoogle Workspaceアカウントでは、管理者がカレンダー共有、外部への共有、モバイルでの利用、外部アプリの接続を制限している場合があります。個人のスマホで仕事用カレンダーが表示されない、外部アカウントと共有できないといった場合は、管理者に確認してください。
Googleカレンダー自体は正常でも、SFA、日程調整ツール、AIノートなどの外部SaaSだけが予定を取得できなくなることがあります。主な原因は、Googleアカウントのパスワード変更、管理者によるアプリの制限、ユーザーによるアクセス権の削除、退職・異動に伴うアカウント停止、OAuthスコープの追加です。
外部SaaSの連携設定で、接続中のGoogleアカウントと権限を確認し、再認証、更新、再接続などを試してください。機能が追加された後は、追加された権限を許可するために再認可が必要になる場合があります。連携を一度解除する必要があるとは限りません。解除して再接続する場合は、既存予定の重複、過去の予定を取得する範囲、削除が同期されるかどうかを確認しましょう。
外部SaaSには、連携開始後に作成した予定だけを自動で同期するものがあります。接続前の予定をさかのぼって取り込むか、タイトルや日時の変更をきっかけに同期が始まるかは、サービスごとに異なります。連携設定の対象期間と、既存予定の扱いを確認してください。
「双方向同期」でも、新規作成はSaaS側だけで、Googleカレンダー側からは日時の変更と削除だけが反映される場合があります。タイトル、参加者、場所、説明、繰り返し予定の特定の回の変更など、どの操作がどちらに反映されるかを確認してください。
個人用・チーム用など複数のワークスペースを持てるサービスでは、別のワークスペースに接続していると、予定と録音・議事録・顧客情報が照合されないことがあります。外部サービス側の接続先ワークスペース、Google側の対象カレンダー、使用中のGoogleアカウントを確認してください。
スマホの外部アプリでは、ブラウザでGoogleの認可を済ませてアプリに戻ったときに、アプリでログイン中のアカウントとは別のアカウントに連携が紐付いてしまうケースもあります。この場合はGoogle側の障害ではなく、外部アプリ側の認可処理やアカウント選択が原因です。アプリを最新版に更新し、連携に失敗しているカレンダーがないか、どのアカウントに紐付いているかをアプリの連携設定で確認してください。
招待メールは届いているのに予定が表示されない場合は、同期の障害ではなく、招待をカレンダーへ自動で追加する設定が原因の可能性があります。Google Workspaceでは、ユーザーが選べる自動追加の条件を、管理者が組織部門やグループ単位で制限できる場合があります。
初めて連絡する顧客、採用候補者、イベント運営者からの招待が表示されない場合は、招待メールへの回答と管理者の設定を確認してください。迷惑招待への対策を重視する部門と、面識のない外部の相手からの招待が多い営業・採用部門とで運用を分けると、管理しやすくなります。
GoogleカレンダーとMicrosoft Outlook、Exchange、Microsoft 365を併用している場合、連携方式によって反映速度や表示内容が異なります。ICS購読は一方向の参照のため、直前の変更があり得る予定の管理には向きません。
組織でGoogle WorkspaceとMicrosoft 365を併用している場合は、管理者がCalendar Interopを設定すると、GoogleカレンダーとExchangeまたはOffice 365の空き時間情報を相互に参照できます。最新の状態を反映する必要がある予定では、ICS購読よりも、公式の連携や管理者設定による相互参照を検討してください。なお、古いデスクトップ向け同期ソフトのGoogle Calendar Syncは提供を終了しています。
ここまでの確認で解決しない場合は、Android端末側の同期設定を確認します。
端末全体の自動同期がオフになっている場合も、予定は更新されません。端末の設定で自動同期が有効になっているか確認しましょう。
Googleカレンダーアプリを開き、左上のメニューから更新をタップします。同期をオンにした直後は、反映まで少し時間がかかることがあります。
ストレージの空き容量が不足していると、同期が止まることがあります。Androidの設定からストレージを開き、空き容量を確認してください。
iPhoneやiPadでGoogleカレンダーが同期されない場合は、アプリの更新、再起動、アカウントの再追加を順に試します。
Googleカレンダーアプリを開き、左上のメニューから更新をタップします。
手動で更新しても反映されない場合は、アプリを完全に終了してから開き直します。
アプリを再起動しても同期されない場合は、Googleカレンダーアプリから該当のアカウントを一度削除し、追加し直します。
アカウントを追加し直しても解決しない場合は、Googleカレンダーアプリを削除して再インストールし、Googleアカウントでログインしてください。
Googleカレンダーを適切に共有・連携すれば、チームメンバーの予定確認、スマホでのスケジュール管理、社外との日程調整をスムーズに進められます。
業務で利用する際は、次の点を押さえましょう。
予定の確認のために何度も連絡したり、直前の変更に気づけなかったりすると、業務の小さなロスが積み重なります。まずは、自分が所有する共有カレンダーの所有者と、Googleカレンダーに接続している外部アプリの権限を一覧にして見直すところから始めましょう。そのうえで、共有設定、スマホの同期、外部ツールとの連携を自社の運用に合わせて整え、効率的なスケジュール管理につなげてください。
セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている日程調整ツールの導入がおすすめです。


