「Excelでのタスク管理とメールでの報告。もう限界…」
「エンジニアと営業、ディレクター間で使う言葉が違い、仕様の認識齟齬が多発している…」
「誰がどの作業をしているのか不透明で、プロジェクトの進捗が遅れがち…」
もし、あなたのチームがこのようなプロジェクト管理の課題を抱えているなら、その原因は「ツールの分断」と「コミュニケーションの壁」にあるのかもしれません。
この記事では、国内シェアNo.1*のプロジェクト管理ツール「Backlog(バックログ)」について、その核心的な価値から具体的な使い方、料金プラン、競合ツールとの比較まで、導入検討に必要な全ての情報を徹底的に解説します。(*出典:株式会社MM総研「プロジェクト管理ツールの国内市場規模・SaaS/パッケージ(ASP・SaaS)のベンダーシェア」2022年12月調べ)
この記事を読み終える頃には、なぜBacklogがエンジニアだけでなく、マーケターや営業担当者といった非エンジニアにも愛用されているのか、そしてBacklogがどのようにあなたのチームの生産性を向上させるのかを、明確に理解できるはずです。
Backlogを一言で表すなら、「開発チームとビジネスチームの垣根を越え、誰もが直感的に使える『コラボレーションハブ』」です。
多くのプロジェクト管理ツールは、高機能である反面、エンジニア以外には使い方が難しいという課題がありました。その結果、開発チームはJiraやRedmine、ビジネスチームはExcelやスプレッドシート、とツールが分断され、コミュニケーションの断絶や情報の二重管理が発生していました。
Backlogが提供する最も重要な価値は、この「分断」を解消することにあります。エンジニア向けのGit/Subversion連携やバーンダウンチャートといった本格的な機能を備えつつ、誰にでも分かりやすいシンプルなインターフェースと、親しみやすいデザインを両立。これにより、職種を問わずチーム全員が同じツール上で会話し、作業を進めることができます。この「専門性と使いやすさの両立」こそが、Backlogがチームのコラボレーションを加速させる独自の強みなのです。
Backlogは、プロジェクトのあらゆる側面をカバーする強力な機能を備えています。
| 主要機能 | この機能でできること | これによって解決する課題 |
|---|---|---|
| 課題(タスク)管理 | プロジェクトのタスクを「課題」として登録し、担当者、期限、優先度を設定。親子関係でタスクを構造化したり、進捗状況を管理したりできる。 | 「誰が・何を・いつまでに」が曖昧になるのを防ぐ。作業の抜け漏れや責任の所在が不明確になる問題を解決。 |
| ガントチャート&バーンダウンチャート | タスクの開始日と完了日を設定するだけで、プロジェクト全体のスケジュールをガントチャートで自動生成。計画と実績のズレをバーンダウンチャートで可視化。 | プロジェクトの進捗遅延を早期に発見。視覚的なスケジュール管理により、関係者全員が計画の全体像を共有できる。 |
| Wiki機能 | プロジェクトに関するドキュメント、議事録、要件定義書、マニュアルなどをチーム内で簡単に作成・共有・編集できる。 | 情報が個人のPCやメールに散在するのを防ぐ。プロジェクトのナレッジを一元的に蓄積し、新メンバーの早期キャッチアップを支援。 |
| Git / Subversion 連携 | ソースコードの変更履歴をBacklogの課題と自動で紐付け。コミットメッセージから課題を操作することも可能。 | エンジニアがコード管理ツールとプロジェクト管理ツールを行き来する手間を削減。「この修正はどの課題に対応しているか」が一目瞭然になる。 |
| コミュニケーション機能 | 各課題にコメントを付けて議論が可能。「いいね!」で気軽に反応したり、お知らせしたいメンバーにメンションを付けたりできる。 | 課題に関する議論の履歴が全て記録されるため、後から経緯を追いやすい。メールやチャットでの確認作業を削減。 |
Backlogが多様な業種・規模の企業でどのように活用されているかを見てみましょう。
| 企業名 | 導入前の課題 | 導入後の具体的な成果 |
|---|---|---|
| 日本航空株式会社 (JAL) | Webサイトのリニューアルプロジェクトで、数百人規模の関係者が関わる中、タスク管理や情報共有がメールとExcel中心で限界を迎えていた。 | Backlogを導入し、約3,000のタスクを一元管理。進捗状況がリアルタイムで可視化され、関係者間の認識齟齬が解消。大規模プロジェクトを円滑に推進できた。 |
| LINEヤフー株式会社 | 複数のサービス開発において、エンジニア、デザイナー、企画担当者がそれぞれ異なるツールを使い、情報が分断されていた。 | 全社のプロジェクト管理をBacklogに統一。職種を問わず誰でも使える操作性で、部門間のスムーズな連携を実現。開発スピードとサービス品質の向上に貢献。 |
| 株式会社LIXIL | 人事部門において、評価や研修などの業務が属人化し、進捗管理が不透明だった。 | Backlogを導入し、人事関連のタスクとスケジュールを管理。業務の標準化と進捗の見える化を実現し、担当者不在時でも業務が滞らない体制を構築した。 |
Backlogは、チームですぐに試せる30日間の無料トライアルを提供しています。
ポイント: 無料トライアル期間中に、現在進行中の小規模なプロジェクトを一つ選んで、実際にBacklog上で管理してみるのが最も効果的です。Excelやメールでの管理と比較して、どれだけ効率的になるかを実感できます。
Backlogのクラウド版には、チームの規模や必要な機能に応じて選べるプランがあります。
| プラン名 | 月額料金(税抜) | 主な特徴と対象ユーザー |
|---|---|---|
| フリー | ¥0 | 【個人・お試し】1プロジェクト、10ユーザーまで。基本的な課題管理。 |
| スターター | ¥2,400 | 【小規模チーム】5プロジェクト、30ユーザーまで。まずはチームで始めたい場合に。 |
| スタンダード | ¥12,000 | 【おすすめ】プロジェクト数無制限。ガントチャート、Git/Svn連携など全社利用に必要な機能が揃う。 |
| プレミアム | ¥20,000 | 【大規模チーム・高度な管理】カスタム属性、プロジェクト横断のガントチャートなど、より高度な管理機能。 |
| プラチナ | ¥60,000 | 【エンタープライズ】IPアドレス制限、SAML認証など、最高のセキュリティと管理機能。 |
※2025年10月時点の情報です。最新かつ正確な料金は公式サイトをご確認ください。
Backlogは、Nulabが提供する他のツールとシームレスに連携します。
また、APIやWebhookが公開されており、SlackやJenkinsなど様々なツールと連携させて、業務フローを自動化することが可能です。
この記事の要点をまとめます。
もしあなたのチームが、ツールの分断やコミュニケーションの壁によって、本来のパフォーマンスを発揮できていないと感じるなら、Backlogはその壁を取り壊し、チームを一つの目的に向かわせる強力な潤滑油となります。
まずは、30日間の無料トライアルで、その使いやすさと効果をあなたのチームで実感してみてください。
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Q1: JiraやRedmineとの一番の違いは何ですか?
A1: 一番の違いは「シンプルさと対象ユーザーの広さ」です。Jiraはソフトウェア開発に特化した非常に高機能なツールですが、設定が複雑でエンジニア以外には難しい場合があります。Redmineはオープンソースで柔軟ですが、自社でのサーバー構築や保守運用が必要です。Backlogは、誰でも直感的に使えるシンプルな操作性を持ちながら、Git連携などエンジニア向けの機能も備えており、職種を問わずチーム全体で使えるのが最大の強みです。
Q2: 非エンジニアの部署(例:人事、マーケティング)でも使えますか?
A2: はい、もちろんです。Backlogは採用活動の進捗管理、マーケティングキャンペーンのタスク管理、総務の問い合わせ管理など、IT部門以外の様々な業務で活用されています。そのシンプルさから、多くの企業で全社的な標準ツールとして導入されています。
Q3: 無料プランはありますか?
A3: はい、クラウド版には1プロジェクト・10ユーザーまで利用できるフリープランがあります。Git連携やガントチャートなどの機能は使えませんが、基本的な課題管理を試すことができます。
Q4: セキュリティは信頼できますか?
A4: はい。Backlogは、金融機関や政府機関も利用する国内のデータセンターでデータを厳重に管理しています。また、IPアドレス制限やSAML認証(プラチナプラン)など、エンタープライズレベルのセキュリティ機能も提供しており、安心して利用できます。
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