Notionには無料で使えるフリープランのほか、プラス、ビジネス、エンタープライズの有料プランがあります。
公式サイトの料金表だけでは、どこまで無料で使えるのか、AIを使うにはどのプランが必要なのか、セキュリティ要件がある企業ではどこまで見ればよいのかが分かりにくいかもしれません。
この記事では、2026年時点のNotion料金プランを比較し、個人、チーム、学生・教育機関、中小企業、大規模組織それぞれにおすすめの選び方を解説します。特に、2025年以降に大きく変わったNotion AIの料金体系、ビジネスプラン以上でのAI標準搭載、エンタープライズ向けの国内データセンター対応、オフライン利用時の制限なども踏まえて、最適なプランを選べるように整理しました。
Notionの主要プランは、フリー、プラス、ビジネス、エンタープライズの4種類です。料金は1ユーザーあたりの米ドル表記で、為替や請求条件、公式の価格改定により変わる可能性があります。契約前には必ずNotion公式の料金ページで最新価格を確認してください。
近年の大きな変更点は、従来のAIアドオンが新規販売終了となり、Notion AIを本格的に使い放題にするにはビジネスプラン以上が前提になったことです。フリーとプラスでもAIを試すことはできますが、継続的な業務利用を想定するならビジネスプラン以上を検討しましょう。
| フリー | プラス | ビジネス | エンタープライズ | |
| 月額料金の目安 | 無料 | $10〜$12前後 | $20前後 | お問い合わせ |
| Notion AI | 制限付きトライアル | 制限付きトライアル (AIアドオン新規販売なし) |
標準搭載 | 標準搭載 |
| AIエージェント | × | × | 〇 利用範囲・課金条件は要確認 |
〇 管理・制御機能が充実 |
| Notion Mail・カレンダー連携 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| ページ履歴 | 7日間 | 30日間 | 90日間 | 無制限 |
| 1ファイルのサイズ上限 | 5MBまで | 5GBまで | 5GBまで | 5GBまで |
| アップロード総量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 招待ゲスト人数 | 10名まで | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| ワークスペースのエクスポート | HTML、Markdown、CSV | HTML、Markdown、CSV | PDF、HTML、Markdown、CSV | PDF、HTML、Markdown、CSV |
| ワークスペース全体のPDFエクスポート | × | × | 〇 | 〇 |
| 同期データベース数 (Jira、GitHub、Asanaなど) |
1 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 同期データベースの行数上限 | 100行 | 20,000行 | 20,000行 | 20,000行 |
| セキュリティ | 基本機能 | 基本機能 | SAML SSOなど | SAML SSO、SCIM、監査ログ、詳細な管理機能 |
| 国内データセンター選択 | × | × | × | 〇 2026年秋に一般提供予定 |
| サポート | 基本サポート | 優先サポート | 優先サポート | 優先サポート、専任サクセスマネージャーなど |

Notionの料金プランは、人数だけでなく、AIをどれくらい使うか、社外ゲストを何人招待するか、PDF出力やセキュリティ要件があるかによって選び方が変わります。
個人でメモ、タスク管理、読書記録、Notion Mailやカレンダー連携を試す程度であれば、まずはフリープランで十分です。個人利用のフリープランではブロック数に制限がないため、日常的な情報整理には困りにくいでしょう。
ただし、次のような使い方をしたい場合はプラスプランを検討してください。
なお、ワークスペース全体をPDF形式でエクスポートしたい場合は、プラスプランではなくビジネスプラン以上が必要です。PDF出力を重視する場合は、この点を間違えないようにしましょう。
数人のチームでNotionを使う場合、テスト段階ならフリープラン、本格運用するならプラスプラン以上がおすすめです。
個人利用のフリープランではブロック数に制限がありませんが、複数メンバーで使う無料ワークスペースではブロック数の制限があります。議事録、タスク、プロジェクト管理、ナレッジ共有を始めると1000ブロックにはすぐ到達しやすいため、実務で使い続けるならプラスプランへの移行を前提にしておくとよいでしょう。
チーム利用でプラスプランを選ぶ目安は次の通りです。
一方で、Notion AIを日常的に使って議事録要約、文章作成、社内Q&A、ナレッジ検索を行いたいチームは、最初からビジネスプランを検討した方がスムーズです。
学生や教育関係者は、Notion for Educationを利用できる場合があります。対象の教育機関メールアドレスで登録すると、プラスプラン相当の機能を無料で使えます。
近年は授業ノートの整理、課題管理、研究メモ、就職活動管理に加えて、Notion AIによるノート要約やレポート作成の下書き支援など、学習用途での活用も広がっています。Notion Japanは大学生向けのキャンパスリーダープログラムも展開しており、教育分野での利用支援を強化しています。
中小企業やスタートアップでは、プラスプランまたはビジネスプランが候補になります。判断基準は、Notion AIをチーム全体で本格的に使うかどうかです。
次のような使い方をしたい場合は、ビジネスプランがおすすめです。
日本国内の導入事例でも、日報やレポートをデータベース化し、AIが要約・分析しやすい形で情報を残す運用が効果を上げています。人が読むためだけの記録ではなく、AIが処理しやすいように構造化して書くことが、Notion活用の重要なポイントになっています。
中堅企業、大企業、金融機関、教育機関など、全社的にNotionを利用する場合は、ビジネスプランまたはエンタープライズプランを検討しましょう。
特にコンプライアンス、監査、データ保管場所、ID管理、AI利用ポリシーが重要な組織では、エンタープライズプランが有力です。Notionは2026年5月から日本国内データセンターの早期アクセスプログラムを開始し、2026年秋に一般提供を予定しています。エンタープライズプランでは、米国・欧州に加えて、日本国内のデータ保管先を追加料金なしで選べるようになる予定です。国内環境ではAWS東京リージョンを利用し、バックアップに大阪リージョンを活用する構成が案内されています。
エンタープライズプランで重視したい機能は次の通りです。

フリープランでも、Notionのページ作成、データベース、基本的な共同編集、Notion Mailやカレンダー連携などの基本機能を利用できます。個人のメモ、タスク管理、家計簿、読書記録、学習ノートであれば、まずはフリープランで始めるのがおすすめです。
フリープランには、個人で使う場合とチームで使う場合で実質的な違いがあります。個人利用ではブロック数に制限がありませんが、メンバーを追加してチームで使う無料ワークスペースではブロック数の制限があります。

また、フリープランではゲスト招待が10名まで、1ファイルあたりのアップロード上限が5MBまでです。画像を多く貼る、動画やPDF資料を保管する、外部メンバーと頻繁に共有する場合は、プラスプラン以上が使いやすくなります。

Notionの価格表ページにアクセスし、無料プランの開始ボタンをクリックします。

Notionアカウントは、メールアドレス、Googleアカウント、Appleアカウントで作成できます。メールアドレスで登録する場合は、入力したメールアドレス宛に届くサインアップコードを入力して登録を進めます。

名前など必要事項を入力し、画面の案内に従って進みます。

用途選択で個人利用を選ぶと、個人用のNotionワークスペースが作成されます。

チーム利用のフリープランは、Notionを組織で試すための入り口として便利です。ただし、複数メンバーで使う無料ワークスペースではブロック数に制限があります。
ブロックとは、テキスト、見出し、画像、表、データベースビューなど、Notionページを構成する最小単位です。議事録やタスク管理を数週間運用するだけでもブロック数は増えやすいため、チームで継続利用する場合はプラスプラン以上への移行を見込んでおきましょう。
フリープランは、次のようなケースに向いています。
フリー(個人利用)と同じ手順でNotionアカウントを作成します。

用途選択ではチームでの利用を選びます。

チーム名やワークスペース名を入力し、画面の案内に沿って設定を進めます。

必要に応じてチームメンバーを招待します。後からメンバーを追加することも可能です。

プラスプランは、フリープランの制限を外してNotionを本格的に使いたい個人や小規模チームに向いている有料プランです。AI機能を本格利用しないのであれば、コストと機能のバランスがよい選択肢です。
フリープランからプラスプランへアップグレードする主な理由は次の通りです。
一方で、プラスプランではNotion AIの本格利用はできません。以前は月額のAIアドオンを追加する選択肢がありましたが、2025年5月以降、新規のAIアドオン販売は終了しています。AIを業務の中心に置くなら、ビジネスプラン以上を選びましょう。
また、ワークスペース全体をPDFで出力したい場合もプラスプランでは不足します。PDF形式でのワークスペースエクスポートが必要な場合は、ビジネスプラン以上を検討してください。

Notionの価格表ページを開き、プラスプランの開始ボタンをクリックします。
会社や個人のメールアドレス、またはGoogle・AppleアカウントでNotionアカウントを作成してログインします。

最初はフリープランが適用されるため、サイドバーから設定を開きます。

設定画面のアップグレードからプラスプランを選び、請求期間と支払い方法を設定すれば契約完了です。年払いを選ぶと月払いより割安になります。

ビジネスプランは、Notionを業務基盤として使い、AIも本格的に活用したいチーム向けのプランです。プラスプランとの大きな違いは次の通りです。
Notion AIは、文章作成、要約、翻訳、議事録整理、社内情報のQ&Aなどに使えます。特に、日報、商談メモ、仕様書、社内マニュアルなどをNotion上に集約しているチームでは、AIが参照できるナレッジ基盤として効果を発揮します。
ビジネスプランを検討する際は、単にAIの有無だけでなく、チーム全員がAIを使う前提で情報を整理できるかも重要です。国内企業の導入事例では、AIが処理しやすいように情報を構造化して書く意識が広がることで、業務準備の時間短縮や初動対応の迅速化につながっています。
ページアナリティクスでは、ページの閲覧状況や編集状況を確認できます。情報共有が実際に行われているか、重要なドキュメントが読まれているかを把握したいチームにも役立ちます。

Notionの価格表ページを開き、ビジネスプランの開始ボタンをクリックします。
会社のメールアドレス、またはGoogle・AppleアカウントでNotionアカウントを作成してログインします。

アカウント作成直後はフリープランが適用されるため、サイドバーから設定を開きます。

設定画面のアップグレードからビジネスプランを選び、支払い方法などを設定すれば契約完了です。

エンタープライズプランは、大規模組織や規制業種向けに、セキュリティ、監査、権限管理、データ保護を強化したプランです。Notion AIも標準搭載されます。
Notionは日本国内でも大学や企業での全社導入が進んでいます。たとえば慶應義塾大学では、全教職員約4,000名にNotionを導入し、学内に分散する文書、規程、ナレッジ、業務情報を一元管理する基盤づくりが進められています。こうした大規模導入では、単なるメモツールではなく、人間とAIが同じ信頼できるコンテキストを共有する業務基盤としてNotionを活用する視点が重要です。

エンタープライズプランを申し込むには、Notionのセールスチームへ問い合わせます。
Notionの価格表ページからデモ依頼を行いましょう。

会社名、利用人数、導入目的などを入力して送信すると、Notionの担当者から連絡があります。国内データセンター、監査ログ、SCIM、AI利用ポリシーなど、必要な要件を事前に整理しておくと相談がスムーズです。
Notionには、学生や教育関係者向けの特別プランであるNotion for Educationがあります。対象の教育機関メールアドレスで登録すると、プラスプラン相当の機能を無料で利用できます。
ただし、通常のチームプランのようにワークスペースメンバーを自由に追加できるわけではありません。共同作業をしたい場合は、ゲスト招待を活用しましょう。プラスプラン相当ではゲスト招待枠が広いため、ゼミ、研究室、サークル、プロジェクト単位での利用にも向いています。
対象になるのは、教育機関から発行されたメールアドレスで、Notion側で教育機関として認識されているドメインです。日本ではac.jpドメインのメールアドレスが目安になりますが、必ずしもすべての教育機関が自動認証されるとは限りません。
教育機関から発行されたメールアドレスでNotionアカウントを作成します。GmailやOutlookなど個人用メールアドレスでは、学割プランが適用されない場合があります。

Notionの価格表ページにアクセスし、無料プランから登録を始めます。

メールアドレス欄に、教育機関から発行されたメールアドレスを入力し、画面の案内に沿って登録します。

用途の選択では、学業・教育機関での利用を選びます。

Notionが開いたら、サイドバーの設定を開きます。

アップグレード画面で学割プランの取得ボタンが表示されていれば、クリックして認証を進めます。教育機関ドメインがNotionに登録されていない場合は、Notionのサポートへ確認を依頼しましょう。
有料プランを契約する前に、まずは無料で操作感を試すのがおすすめです。特にチーム利用では、ページ構成、権限設計、ゲスト招待、データベース設計を試してからプランを決めると失敗しにくくなります。
プラスプランの検討段階では、まずフリープランのチーム利用でワークスペースを作成し、Notionの基本機能や共同編集を確認できます。ブロック数やファイルサイズなどの制限はありますが、操作感の確認には十分です。運用イメージが固まったら、内容を引き継いだままプラスプランへアップグレードできます。
ビジネスプランやエンタープライズプランは、Notionのセールスチームに相談してトライアルやデモを依頼しましょう。AI機能、SAML SSO、監査ログ、国内データセンター、外部連携などを確認したい場合は、事前に利用目的を整理しておくとスムーズです。

Notionの価格表ページを開き、対象プランの問い合わせやデモ依頼から申し込みます。

必要事項を入力して送信すると、Notionの担当者から連絡があります。
Notionの料金プランを選ぶうえで、現在もっとも重要なのがAI機能の扱いです。2025年5月に、フリーやプラスに追加できた月額AIアドオンの新規販売が終了しました。そのため、Notion AIを本格的に使い放題にしたい場合は、ビジネスプラン以上を選ぶ必要があります。
フリーやプラスでもAI機能を試せる場合がありますが、利用回数は制限されています。個人で少し試す程度なら問題ありませんが、チーム全員で日常的に使うには向いていません。
Notionでは、AIエージェントによってタスク整理、プロジェクト進捗の要約、社内情報の検索、外部ツールとの連携などを自動化できるようになっています。GitHub、Jira、カレンダー、メールなどと連携すれば、Notionを中心に業務を横断するAIアシスタントとして活用できます。
一方で、AIエージェントにはプロンプトインジェクションなどのリスクもあります。外部Webサイトや外部ツールの情報を読み取る際に、悪意ある命令文が混入していると、意図しない処理や情報出力につながる可能性があります。
企業で使う場合は、次のような管理を行いましょう。
最初は外部接続を使わず、社内Notionの範囲内でAIエージェントを使う制限モードに近い運用から始めると安全です。
2026年にはNotion 3.5として、Notion Workers、公式CLI、外部エージェントAPIなど、開発者向けの機能も強化されています。Notion上でカスタムスクリプトやワークフローを実行したり、Claudeなど外部AIモデルと連携したりする動きも進んでいます。
これらは一般的な個人利用では必須ではありませんが、社内ツール連携や独自ワークフローを構築したい企業にとっては、ビジネスプラン以上やエンタープライズプランを検討する理由になります。ベータ提供やクレジット課金など条件が変わる可能性があるため、導入時には公式情報を確認しましょう。
Notionはオフラインモードに対応し、デスクトップアプリやモバイルアプリでページの閲覧・編集ができるようになりました。ただし、データベースについては、オフライン同期される行数に制限があります。代表的な制限として、1つのビューの先頭50行のみが同期対象になる点に注意が必要です。
出張や移動中にNotionを使う場合は、事前に必要なデータを50行以内のフィルタービューにまとめておく、重要なページをオフライン利用可にしておく、といった準備をしておきましょう。オフライン中はAI機能や埋め込みコンテンツも利用できないため、完全なローカル作業環境として期待しすぎないことが大切です。
また、NotionページをWebサイトとして公開する場合は、SEO上の制約も理解しておきましょう。過去には一部の公開ページに誤ってnoindexタグが付与され、検索エンジンにインデックスされにくくなる不具合も発生しました。重要なブログやドキュメントをNotionで公開する場合は、検索インデックス状況を定期的に確認し、必要に応じてバックアップや専用サイトへの移行も検討しましょう。
Notionの料金プランは、次のように選ぶと分かりやすくなります。
長期的にNotionを利用することが決まっている場合は、月払いより年払いの方が割安です。ただし、年払い契約の途中解約では返金されない場合があるため、まずは無料プランやトライアルで運用イメージを確認してから契約するのがおすすめです。
2026年のNotionは、単なるドキュメントツールではなく、AI、メール、カレンダー、外部ツール連携を含む業務プラットフォームへと進化しています。料金だけでなく、AIの利用方針、データ保管場所、セキュリティ要件、オフライン利用の必要性まで含めて、自社や自分に合ったプランを選びましょう。
セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている日程調整ツールの導入がおすすめです。


