「Zoom会議で、顔を見せたくない」
「別作業もしながら、ミーティングに参加したい」
パソコンやスマホなどでWebミーティング・セミナーをするときに、思わぬ状況になり自分の顔や部屋が表示されて驚き、上記のような悩みをもつ人は少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、Zoom(※統合プラットフォーム名「Zoom Workplace」)でのカメラオフ操作手順についてくわしく紹介します。またカメラオフのメリットや、推奨される状況、顔出しせずに参加できる最新のAIアバター等の代替案などについてもまとめてあります。ぜひ参考にしてみてください。
Zoomの「ビデオオフ機能」には、さまざまなメリットがあります。
以下では、具体的な事例についても紹介します。
Zoomのビデオオフ機能を利用すれば、通話状態をキープしたままでも別作業や離席することが可能です。
例えば、ミーティング中に飲み物を取りに行ったり、子供のちょっとした育児をしながら会議に参加することができます。
また、スタンフォード大学の研究などで知られる「ズーム疲れ(Zoom fatigue)」を軽減できるのも大きなメリットです。カメラ経由の過剰なアイコンタクトや自身の映像を見続ける自己注視の負荷は、ストレスや認知疲労を蓄積させることが報告されています。カメラをオフにすることでこの疲労を防ぎ、特に負荷が大きいとされる女性や内向的な人、新人社員にとっても、リラックスして作業や議論に集中できる環境を作れます。
マイクオフを併せて利用すれば、一方方向のコミュニケーションになり、講義や研修内容を集中して聞くことが可能です。
Zoomにはバーチャル背景機能がありますが、一定の条件が必要です。
窓際や外光が多い場所では、バーチャル背景が機能せず画面が乱れる場合があります。
またカメラオフ状態であれば、そもそも背景の状態や部屋の片付け具合を気にせずにミーティングに参加することができます。
カメラオフ機能を利用すればホスト側は、別作業をしながら開催の準備をすることができます。
ホスト側はどうしても会議開始前は、出席確認や挨拶、進行確認などの事前準備があり、開始前は自身の作業に集中したいものです。
また欠席メンバーが要る場合には、個別に電話で確認することもでき、円滑なミーティングのスタートができます。
そのため、カメラオフ機能は効率的なミーティング運営がしたい人におすすめです。
オフ状態でも参加できる方法・シチュエーションについて紹介します。
日本ではオンライン会議でカメラを常時オンにする文化は薄れつつあり、20~30代の若手社員の約86%(約9割)が「基本はオフ、状況に応じてオン」というスタンスを取っています。社内ルールの柔軟化も進んでおり、「全員カメラON参加」を義務付ける企業は22.2%に留まり、約8割の職場では状況(TPO)に応じてカメラのオン/オフが任されています。
「カメラオフ=失礼」という固定観念は過去のものとなり、会議の目的や相手に応じて柔軟に判断する実践知が定着しつつあります。ただし、完全に姿を消してしまうと「サボっている」と誤解される恐れがあるため、カメラオフの際はリアクションボタン(拍手、いいね等)やチャットを積極的に活用して応答することや、明るい顔写真やキャラクター画像をプロフィールに設定して画面真っ黒を避けるといった工夫が現代のビジネスマナーとして推奨されています。
今後何度もやり取りする相手であれば、最初だけカメラオンにして挨拶するのが無難な場合があります。
海外の先進企業でも「カメラ常時オン」か「自由オフ可」かの議論が進み、「カメラは任意 (camera-optional)」を新たな標準とする動きが見られます。欧米では、会議タイプ・参加役割・個人事情・組織ニーズの4要素で使い分けを判断すべきとのコンセンサスが生まれており、初対面の打ち合わせや顧客商談、面接などでは顔を合わせて信頼醸成し、それ以外では柔軟にオフ運用するのが合理的とされています。
最初の挨拶の時だけ、または重要な発言の時だけカメラオンにして、戦略的に使い分けるとよいでしょう。
定期的なWeb会議や説明会、研修会であれば、顔出ししなくても良いでしょう。
1方向だけが発言する会議や、発言する必要がない説明会などであれば、カメラオフのアイコン状態でも問題ありません。特に社内の定例や情報共有中心の場では、カメラオフ参加が一般化しています。会議の主目的が対話ではなく、情報共有・問い合わせ対応・音声業務連携である場合は、顔出しよりも「誰が何を伝え、どの情報を後で残すか」という運用設計の方が重要になります。
どうしても必要な場合には、発言するときだけカメラオンにするとよいでしょう。
カメラはオフにしたいけれど、真っ黒な画面や名前だけの表示だと相手に不快感や「不参加」の印象を与えないか心配な方には、あらかじめ分かりやすいプロフィール画像を設定しておくことが推奨されます。
さらに、Zoomのアバター機能は近年画期的な進化を遂げています。2026年3月にZoom公式からフォトリアリスティックなAIアバター機能の一般提供開始が発表され、ライブ会議中にも自分に酷似したアバターで参加できる道が開けました。2026年Q2にはリアルタイムで表情や身ぶりをエミュレートするAI背景アバターが正式提供される予定です。
寝癖が直っていない日や服装が気になる日でも、企業ブランドや服装規定に合わせたカスタム外見のAIアバターを活用すれば、カメラをオフにしながら「顔出しと同等の存在感」を示すことが可能です。Zoom側はディープフェイク検出機能も導入しており、AIアバターの不正利用があれば参加者に警告する仕組みも用意しています。導入初期は社内ガイドラインの整備や相手への断り等が必要ですが、「カメラオフ=真っ黒画面」から「カメラオフでも自分らしい映像参加」へと会議の常識が大きく変革しつつあります。
パソコンでのビデオオフ機能の方法・手順について解説します。なお、Zoom WorkplaceではUIの改善が進められており、設定画面の構成が変わる場合があります。見つからない場合は設定メニュー内検索機能(🔍)などで項目を探してください。
方法①:Zoom開始時から顔を見せずに入室する方法
方法②:会議中にビデオオフする方法
方法③:デフォルト設定
以下では、さらにくわしく紹介します。
Zoom会議が始まる前から、ビデオオフしながら入室する場合は次の手順です。
手順1:「ミーティングに参加」をクリックする
手順2:参加前のプレビューダイアログ画面から「マイビデオをオフにする(またはビデオをオフのまま参加する)」をチェックしてから、参加

会議の最中にビデオオフにしたい場合は、ミーティング画面のツールバーに表示される「ビデオの停止」をクリックすればOK。
※新しいUIではツールバーをドラッグ&ドロップで自由にカスタマイズ可能です。「ビデオの停止」ボタンが見当たらない場合は、ツールバーの「詳細(More)」メニューの中に格納されているか確認してください。
赤い斜線が「ビデオの開始」に表示されればカメラオフ状態です。

ビデオオンに変更したい場合は、もう一度「ビデオの開始」ボタンをクリックすれば簡単にカメラオンになります。
事前にビデオオフを設定することもでき、デフォルト設定の具体的な手順は以下の通りです。
手順1:アプリ左側のナビゲーションバー下部にある歯車アイコン、または右上のプロフィールアイコンから「設定」をクリックする
手順2:「ビデオ」タブをクリックする
手順3:「マイビデオ」から「ミーティングに参加する際、ビデオをオフにする」をクリックする

続いて、スマホ・タブレットからビデオオフをする方法を解説します。Zoomアプリはユーザー体験の向上のためUI改善が継続されており、モバイルアプリの設定画面では新設の「外見 (Appearance)」セクションの配下に映像関連オプションが一括管理されるよう整理されています。ビデオのオン/オフ切替やエフェクト利用がより直感的に行えるようになっているため、画面通りに見つからない場合は設定画面内検索を利用するか、外見セクションを確認するとスムーズです。
パソコンの変更方法と同じように、スマホ・タブレットの場合も以下の3つに分けられます。
方法①:Zoom開始時から顔を見せずに入室する方法
方法②:会議中にビデオオフする方法
方法③:デフォルト設定
スマホ・タブレットからZoomアプリで参加する場合、最初からビデオオフにしたい場合は、以下の手順で設定をすれば大丈夫です。
手順1:「ミーティングに参加」をタップ
手順2:画面下の「ビデオをオンにする」をオフ。
手順3:「ミーティングに参加」をタップ

スマホ・タブレットでZoom会議に参加して途中でビデオオフにする場合は、画面の左下に表示される「ビデオの停止」をタップします。
設定がビデオオフに切り替えられると、「ビデオの開始」マークに赤い斜線が入ればOK。(写真は既にビデオオフ状態です。このようになっていればOK)

なおビデオオフを解除したい場合は、「ビデオの開始」を再度タップすればマークの赤い斜線が消え、ビデオ通信可能になります。
デフォルトの設定を変更しておくと便利です。Zoomアプリでデフォルトの設定を変更する方法は、次の通りです。
手順1:画面右下の「詳細」をタップ
手順2:「設定」から「ミーティング」をタップ
手順3:「ビデオ」の欄にある「自分のビデオを常にオフ」をチェック

顔を出す必要がない場合が多い人は、最初からデフォルト設定しておくとよいでしょう。
カメラオフにしていれば、ホストや他の参加者から顔は見えません。
心配な人はデフォルト設定し、実際に家族や友人に頼んで繋げてみるとよいでしょう。
大事な時にカメラ機能の操作ができないと、自分の印象を悪くする事や会議の進行を妨げる事になります。不安な人は事前に試しておき、安心した操作方法を身に付けておきましょう。
ホストは参加者にビデオオンを依頼できますが、参加者のカメラを強制的にオンにすることはできません。参加者の承諾が必要です。
ホストがカメラオフの解除を依頼すると、依頼された参加者の画面に「カメラオフの解除依頼」のポップアップが表示されます。
参加者が依頼を承諾した場合にのみ、カメラがオンになります。公式の機能上、勝手に映像を晒される心配はないので安心してください。
はい。現在のZoomミーティングの仕様でも、自分のデバイスをカメラオフにしていても、カメラオンにしている他の参加者の表情や映像は問題なく視聴することができます。
近年は、会議の参加価値が「映像で見られること」よりも「要約・ToDo化・フォローアップの正確さ」へと移りつつあります。Zoomが提供する「AI Companion(AIコンパニオン) 3.0」が進化しており、ホストに有効化をリクエストすれば会議の文字起こしや要約・タスク抽出が高度に行われます。自分が画面に映らなくても、AIが生成したアクションアイテムを共有するなどして、チームに価値を提供し存在感を示すことができる環境が整っています。
今回は、Zoomのビデオオフの操作方法についてくわしく説明しました。
カメラオフ機能には、「スムーズな進行」「集中して作業できる」「Zoom疲れを防げる」といったメリットがあります。日本でも若年層の約9割が基本カメラオフとするなど、会議の種類に応じたオンライン適性が認識されており、目的に合わせた柔軟な運用が定着しています。
しかしながら、無言でカメラオフにしてしまうと不参加と誤解される場合があるため、リアクションボタンやチャットを活用して参加姿勢を示すことが大切です。顔出しに抵抗がある場合や身だしなみが整っていない場合は、明るいプロフィール画像の設定や、自分に似た「AIアバター」機能を使い分けるのが最新のトレンドです。
また、会議の価値は映像から成果物へと移りつつあります。Zoom AI Companionを活用すれば、カメラオフでも要約や議事録を通じて議論にしっかり貢献できます。
相手や会議の趣旨を理解して、必要に応じてオン/オフや新しいAIテクノロジーを使い分けながら、円滑で生産性の高いオンラインミーティングを実現してください。
セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている日程調整ツールの導入がおすすめです。


