昨今、リモートワークが急激に普及していてSNSやメディアでもよく耳にします。
「働き方改革」や「ICT (情報通信技術)」の発展によって注目されているリモートワークですが、今後どのように私たちの生活にかかわっていくのか気になりますよね。
通勤ラッシュのなか会社へ行くことや顧客、会社などの打ち合わせや会議・ミーティングなど限られた時間のなかでスケジュールを確認して、日程調整している毎日の負担が改善される働き方がリモートワークです。
今回はリモートワークとはいったいどのようなものなのか、リモートワーク導入のもたらすメリットやデメリット。
また、適した職種やその効率化と具体的に実装する方法について考察していきます。
まず、リモートワークとは「ICT(情報通信技術)を使って、通勤や出張にかかる時間や会社、出張先といった場所にとらわれることのない働き方」をいいます。
インターネットを利用できる環境さえあれば時間や場所に縛られないので、日程調整やスケジュール管理も容易になります。
また、自宅やカフェでも会議・ミーティングに参加できるので様々な場所で働くことができます。
なお、リモートワークには以下の3つの形態があります。
育児・介護を要する従業員や障害を抱えて通勤が困難な従業員のワークライフバランスの実現できます。
営業職など、外での業務が多い場合に日程調整やスケジュールの管理が容易になります。
顧客先に近い場合は、迅速な対応に繋がり、空き家などを利用すればコストカットになります。
このように見ていくと、時間や場所に縛られることがなくとても働きやすそうに見えますが、孤独や疎外を感じ、成果を出すプレッシャーが負担になるといった労働者の意見や評価を決めるのが難しく、コミュニケーションに問題を感じることや賃金額の決定、安全衛生の管理が難しいといった使用者の意見もあります。
また、Web関係の仕事なら問題ないですが、店や小売業、建設業などといった対面や現場でしかできない職種の場合は、その恩恵を受けることができないので格差を感じるといった個人事業主の意見があり、立場や職種による問題や課題も多く存在しています。
次からは労働者と使用者それぞれのメリット・デメリットについて具体的にみていきます。
厚生労働省の『テレワークにおける適切な労務管理のためのガイドライン』によると、労働者側と使用者側の調査により、以下のことがそれぞれのメリット・デメリットとしてあげられています。
通勤時間の短縮や通勤に伴う精神的・身体的負担が軽減されます。また、育児や介護と仕事の両立の一助となり、仕事と生活の調和を図ることが可能になります。
仕事とプライベートの切り分けが難しく長時間労働になりやすいことや同僚や上司とのコミュニケーションが難しいことです。また、健康管理、スキルアップや能力開発が難しいといったこともあげられます。
使用者のメリットは業務効率化による生産性の向上や育児・介護などを理由とした労働者の離職防止になります。また、遠隔地の優秀な人材を確保できることやオフィスコストの削減にも効果があります。
反対にデメリットは労働時間の管理や進捗情報などの管理が難しいことです。また、業務上災害の認定が曖昧なことや情報セキュリティの確保が難しいこともあげられます。
今後、リモートワークをさらに普及させるためにも以上のような課題解決が早急に必要とされています。社会全体で労働基準関係法令やプライバシーの保護、ICTの環境づくり、セキュリティ対策などで改善点を模索していかなければなりません。
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